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ハン『ヨンボガ〜』
宿舎に戻り部屋でゆっくりしていると、
ドアが開き眉間に皺を寄せたハンが目に入る。
『どうしたの』
ハン『ヒョンジンが宿舎に絶対入るなって』
とトーク画面をみせるハンは、
“だから来た”と言い部屋に入ってくる。
『チャニヒョンは？』
ハン『まだ会社。チャンビニヒョンも』
と話すハンに今日あったことを全てを話した。
ハン『修羅場だね』
と苦笑いするハンは、
“Aちゃん今頃大変だろうな”と俺をみる。
『ちょっとからかおうと思って…』
ハン『ハハ、』
『Aを独り占めするヒョンジンが羨ましくて』
別にAを奪おうとか思ってない。
今の2人は幸せそうだから。
ハン『冗談なんか通じるわけないだろ』
そう笑いながら、携帯を取り出しいじりだした。
ハン『チャニヒョンがチキン買って帰ってきたって』
何時間か経った頃、
宿舎にチャニヒョンが戻ってきたとハンが立ち上がる。
『俺も行く』
宿舎につくと、Aとヒョンジンは部屋か出てきてないのか、見当たらなかった。
「お邪魔しました」
しばらくしてヒョンジンの部屋から出てきたAは、
髪は少し乱れ、綺麗に化粧をしてきていたのに、
それも少しよれているのが見てわかる。
今の今まで、何をしていたか、分かる。
ヒョンジン『送ってくる』
と俺の目を見て言うヒョンジンは、
少し機嫌が戻っているようにみえた。
バンチャン『チキン食べない？』
ヒョンジン『大丈夫です』
『食べなよ。Aチキン好きじゃん』
「でも今日は…」
ハン『少しだけでも』
と帰ろうとしている2人を皆で引き止め
“じゃあ少しだけ”と匂いに負けたのかヒョンジンが、Aとソファに座る。
ハン『何してたんだよ』
ヒョンジン『別に』
と機嫌よく答えるヒョンジンの隣にいるAは、
俺を見て“大変だった”と口パクしているのが見えた。
『Aは俺のスキンシップも受け入れてくれたもん』
そんなAを無視し、ヒョンジンをみて言う。
「…ヨンボク、？」
ヒョンジン『はぁ！？』
せっかく戻った機嫌を俺の一言で壊し、
ヒョンジンはAの手を引き、“帰るぞ”と宿舎を出ていく。
“お邪魔しました”と慌てた声で言うAに
みんなは笑いながら“またね”と声をかけていた。
ハン『ヨンボクまだAちゃんのこと好きなの？』
『別に〜』
たまには、冗談言うのもいいかなって。
end.
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年9月5日 22時
