a convenient relationship (ページ48)

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ハン『マネージャー迎え来たって』

『今行く』

カムバ期に入りほとんど寝る時間もないまま、家を出る。

午前2時になろうとしてるけど、
Aは何してるかなぁ。
いやこの時間だし、寝てるに決まってるか。

車に乗り込むとAのトーク画面を開く。

“行ってきます”

そうメッセージを送ると、画面を落とす。

着くまで少し寝よう。

そう目を閉じると通知音が聞こえ、目を開ける。

“行ってらっしゃい。頑張ってね”

この時間のAからの返事に驚きつつ、嬉しくて口元が緩む。

“応援してる”

そう立て続けにメッセージが入る。

ハン『ニヤついてんぞ』

『……別に』

ニヤニヤしながら言うハンを睨むと、Aに返事を送る。

“頑張る。早く会いたい”

と送り、しばらく待つも既読になることはなかった。

寝ちゃったかな。

起きて待っててくれたのかな。
昨日家を出る時間言ったから。

可愛いなぁ。

ハン『なぁ、今日終わるの何時になるか分からないらしい』

『…だろうな』

Aに会えるのはいつだろう。

はぁ…

ハン『今寝ないと、次いつ寝れるか分からないよ』

『だな、』

ハンの言う通りこれから寝れる時間はない。

携帯の画面を落とすと目を閉じた。

───

『お疲れ様でした。』

リハーサル、収録、インタビュー、テレビ収録、
とにかくたくさんのスケジュールをこなした。

ﾊﾞﾝﾁｬﾝ『みんなお疲れ様』

チャニヒョンの言葉にみんなが返答をしている。

リノ『明日も忙しいぞ』

だよな。

今から帰ったとしても2時間眠れるか？

Aの家に帰りたい。

ﾊﾞﾝﾁｬﾝ『ヒョンジナ』

『はい』

ﾊﾞﾝﾁｬﾝ『明日マネージャーにAちゃんちまで迎えに行くように言おうか？』

『え？』

目の前にいるチャニヒョンが神様のように見えて、思わず、目が潤む。

ﾊﾞﾝﾁｬﾝ『この時間だからAちゃんが起きとけば、だけど…』

『Aの家に帰ります』

ﾊﾞﾝﾁｬﾝ『あ、うん、そんな目ギラつかせなくても』

そう目を細めて笑うチャニヒョンに思わず抱きついて、
“ありがとうございます”とお礼を言う。

ﾊﾞﾝﾁｬﾝ『ハハ、寝坊は許さないよ』

『絶対しません。』

帰る準備をしているみんなに挨拶をし、控え室を飛び出した。

起きてるかな？

いや、もう起きてなくてもいい。

隣でAを抱きしめて寝るだけで十分だから。