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「いつも私の家だったから、新鮮だね」
そうキャミソール姿で水を飲んだAは、
寝っ転がっていた俺の横に入る。
『んーそうだな、いつも以上に声出てたもんな』
「…え？、そういう意味じゃ…」
『冗談だよ』
と笑い、戸惑っているAを抱きしめる。
からかった俺に拗ねているAは、
俺に背を向け“ひどい”と呟いている。
『Aって、ヨンボクとどこまでやったの』
そんな中、全く関係のない話をすると、
背を向けていたAは、“え？”とこっちを向く。
「え？なに、急に」
『聞きたくないけど、聞いとく』
「……さぁ」
そうAは一言呟きまた、俺に背を向ける。
え？
なにその誤魔化し方。
『おい』
「ん？」
『誤魔化すな』
「知らない。おやすみ」
『……こら』
俺に背を向けたまま“おやすみ”と答えるAに、
無理やり俺の方を向かせほっぺを優しくつねる。
「知ってどうすんの」
『どうもしない』
「じゃあ知らなくていい」
『ダメ』
「おやすみ」
ほっぺをつねっているのに目を閉じるAに、
ムッとしてキスをする。
「っ、ん」
『言え』
「…何もしてない」
『嘘だ』
「……へへ、知らない」
そう笑って誤魔化すAはまた俺に背を向ける。
相変わらず悪い女だ。
『俺はAじゃないと、無理なのに』
「………」
『A以外興味もないし、Aとじゃなきゃ嫌なのに』
そう後ろから抱きしめ様子を伺う。
「……」
『嫉妬するなぁ』
「……そんなこと言われても、」
“最初に干渉するなって言ったのはヒョンジンじゃん”
と拗ねた様子のAは、結局教えてくれない。
『A〜』
「甘えても無駄」
『……ケチ』
「明日は早いの？」
拗ねている俺を完全に無視するAは、
明日早いの？と普通に聞いてくる。
『早い』
「泊まらず帰る？」
『ううん、泊まる。朝一帰る』
「…大丈夫？」
心配するAに“大丈夫”と返すと、
そのまま抱きしめ腕枕をし、ベットに横になる。
『で？』
「ん？」
『ヨンボクと、どこまでしたの？』
「……もういいから」
呆れた顔して笑うAは、
俺を抱きしめ“おやすみ”と呟いて目を閉じる。
『答えろ』
とおでこにキスを落とすと、
Aの口角は上がるが目は閉じたまま何も言わない。
まあ、いっか。
今日のところは。
『おやすみ』
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年3月29日 23時
