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「わたし、ヨンボクにひどいことした」
『……』
「もっと私を怒ってくれれば良かったのに」
そうソファに座るAは、泣きそうになりながら話をしている。
俺のことを好きでいてくれていたAは、
俺を諦めようとしてヨンボクと付き合ったらしい。
『……Aは悪くないよ。俺が悪い』
元はと言えば、
俺が最初に色んな条件を勝手に言って、Aを混乱させていたのもあるし、
そして俺がその条件を無視して、Aのことを好きになったんだし。
「ヒョンジンは何も悪くないじゃん」
『今度、謝ろう』
「……許してくれないよ」
『大丈夫だから』
とAを抱きしめると、
“うん”と小さく頷きAの手が俺の背中に回る。
大丈夫。
ヨンボクなら、許してくれるはず。
すぐじゃなくても。
許してくれるまで俺が謝るから。
「ん、」
体を離し俺を見つめるAにキスをする。
『A、俺と付き合ってくれる？』
「…ヨンボクが許してくれたら…」
そうだよな。
さすがに、自分勝手すぎた。
そのまま抱きしめAを立ち上がらせると、
すぐ後ろにあるベットに行く。
『ヨンボクが許してくれなかったら、俺と付き合わない？』
「………え？、それは…」
Aの頭、耳、ほっぺ、唇とたくさんキスを落とす。
小さな声を漏らし反応するAが、
可愛くて緩んでしまう口元をどうにか抑える。
『どうなの？』
「んっ…」
服の上から体をなぞるように触ると、
くすぐったいのか体を捩らせながら俺の腕を捕まえようと、Aは手を動かし俺の腕を触る。
『ダメ』
すぐにその手を捕まえ、動けないように片手でAの両手を掴む。
「ヒョンジン…、」
『ん？』
「……くすぐったい、」
ゆっくり手を服の中に入れると
時々爪を立てながら肌を優しく撫でる。
くすぐったいと言うAの顔が、色っぽくて我慢できなくなりそうだ。
『っ』
「ぁ…まっ…て、」
結局Aの可愛さには負ける。
服をめくり、下着の上から触るとAは声を我慢しているのか小さく声を漏らす。
「っ、ん…」
いつもみたいに、我慢しなくていいのに。
Aの上半身を起こしキスをする。
その間にAの着ている服も、下着も全て取る。
裸のAを、ベットに押し倒す。
「ん、…っはぁ、ん」
可愛い声をだすAに
もう俺も我慢はできない。
着ていたTシャツを脱ぐと、Aに深くキスをした。
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年3月29日 23時
