検索窓
今日:26 hit、昨日:32 hit、合計:51,542 hit

13 (hj) ページ13

ヒョンジン side


Aが手を握ってくれて、体の疲れが癒される気がした。


ただ、我慢はできない。


目の前にあるAの白い首筋を舐めると、
ビクッと体が反応して声を出す。


「っ...ん、」


その可愛い声に俺もまた反応し、握られていた手を離すと徐々に上へと上げる。


「ぁ、……っ」


まあ、俺が我慢できるはずかない。




「っヒョンジナ……、」

『何?』


「のぼせ、るよっ…」

とAは俺の手を捕まえ、俺の方を向く。

頬は赤くなっていて
暑いからなのか、恥ずかしいからなのか、目をとろんとさせて俺をみる。


仕方ない。上がるか。


そう俺の方を向いているAにキスをして、
逃げないよう首に手を回し捕まえる。


「…ん、っぁ」

そうAの声が漏れた瞬間、舌をいれる。

「っ…ちょ…っと、」


キスをしながら力が抜けていくAを抱き、湯船の淵に座らせる。

『出る?』

俺の首に腕を回しているAは、
俺の言葉にコクンと頷くと俺にギュッと抱きついてくる。



『……』


本当無意識なんだろうが、小悪魔な女だ。

こんな姿、他のやつに見せたくないな。




──────



「ヒョンジン、一緒にお風呂入るのは今日が最初で最後だよ」


『へ?』


そんなバカな。

AはTシャツを着ながらそんなことを言うもんだから、つい間抜けな声が出る。



「へ?じゃなくて、」


『やだ』


「やじゃない」


『やだ』


嫌に決まってんだろ。
これが最初で最後なんて。


何百回と一緒にお風呂に入らなきゃ。


「…………」


俺を睨むAを無視して布団に潜り込む。


“あっ”
とAの声が聞こえるが無視をして目を閉じる。




「もう…おやすみ、ヒョンジナ」


と呆れた声が聞こえ、
Tシャツに着替えたAは布団に入る。


『Aおやすみ』

布団に入ってきたAを抱きしめると眠りについた。




──────



目覚めるとAはまだ眠っていた。

そりゃそうか、まだ朝日も出ちゃいない。


次いつ会えるか分からない。


こんなに、Aの存在が俺の中ででかくなるとは…

正直Aがいなくなったらと、考えるだけでゾッとする。


ただAがいなくなったとしても、
俺には何も言う権利はない。


だけど、まだ一緒にいてほしい。




そう願い、寝息を立てるAの頬にキスをすると、
静かにベットから出た。

14 (hj)→←12 (hj)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
設定タグ:kpop , straykids , スキズ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Kii123 | 作成日時:2023年3月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。