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イエニと付き合って2ヶ月が経った。
『A、これ食べて』
変わったことといえば、
イエニは敬語を使わなくなったことと、
ヌナからAと名前で呼ぶようになった。
たまに、ヌナって呼んじゃうイエニも可愛いけど。
ヒョンジンとはあれから会うこともなく、連絡もとっていない。
「ありがとう」
とイエニが1口かじったクレープを口に運ぶ。
『どう？美味しい？』
「うん甘い」
『そりゃ、クレープだもん』
と無邪気に笑うイエニにつられ私も笑う。
「イエニと一緒にいたら太っちゃう」
『Aはあと10kg太っても気づかない』
「そんなわけないでしょ」
『本当』
そう言うイエニに、はいはい。と話を流しコーヒーを飲む。
カフェを出て、イエニと手を繋ぎ歩く。
『ヌナ、今度スンミンヒョンとご飯いく？』
「うんいいよ。懐かしいなぁ」
『目移りしたらダメだよ』
そう言うイエニに笑いながら、
広い歩道を歩いていると斜め前にヒョンジンの姿が見えた。
その隣には知らない女の人がいて、腕を組んで歩いている。
ヒョンジンは私たちの方とは反対側を向いていて、こっちに気づいていない。
女の人が話しているのをボーっとしながら聞いているようだった。
相変わらずだな。
まあ、ヒョンジンらしい。
『ヌナ〜聞いてた？』
そうヒョンジンが歩いている方に背を向け、私から目を離さないイエニは、私を見て口を尖らせている。
「聞いてなかった、もう1回言って」
そう笑うと、も〜と言いながらまた話してくれる。
ヒョンジンとは既にすれ違っていて、
イエニに気付かれないように、後ろを振り返る。
ヒョンジナ、元気でね。
と心の中でそう言うと、前を向きイエニを見つめる。
一生懸命もう1回話しているイエニに微笑み、
「イエナ〜ごめん、もう1回話して」
と笑った。
『A、わざと？』
そう私を軽く睨むイエニに、ごめんと頬にキスをする。
『っヌナ！こんな街中で』
と顔を赤くしているイエニは、そう言いながらも笑っていた。
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belle(プロフ) - Kii123はじめまして！全作品読ませていただいたのですが、どれも感情を揺さぶられるものばかりでお話に入り込んでしまいました…Kii123が書くヒョンジンがどれも好きです、笑 次作も楽しみにしてますね！ (9月3日 0時) (
レス) id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 次の作品も楽しみにしております！また、長々と失礼しました (2023年3月30日 2時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Kii123さんの作品で一貫して好きなところはエンディングが後ろ髪を引かれるようなクセのあるところです。ハッピーエンドともバットエンドとも読者のその時の感情や環境によって変わるようなユーモアがありオリジナリティ溢れるところが大好きです。 (2023年3月30日 2時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - またいい作品をありがとうございます…Kii123さんの作品が大好き過ぎてちょっと落ち込んだ日とかに読んでるんです笑ずっとこの作品のことは知っていたんですがやっと読めました笑 (2023年3月30日 2時) (レス) @page39 id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年3月7日 23時
