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イエニとご飯を食べて解散する。
“女の人と腕組んで、歩いてました”
イエニの言葉が頭から離れずモヤモヤしていた。
そんなはずがない。
ヒョンジンがそんなことするわけがない。
そう思いながらも、
手は勝手に携帯を開きヒョンジンに電話をかけていた。
コール音はなり続け、やがて電話は切れる。
トーク画面を開き、今何してるの？と送り携帯を閉じる。
元々ヒョンジンは連絡をマメにするタイプではないし、
私も連絡を催促したことはない。
ただ今日はイエナの言葉で少し心がザワついていて、
電話をもう一度かけた。
少しのコール音が続く中、
もしもし？とヒョンジンの声が聞こえる。
「もしもし？ヒョンジナ、今なにしてるの？」
電話に出てくれたことで少しホッとする。
『ん？今会社から帰ってきたとこだよ』
「そっか、おつかれさま」
『どうした？』
「え？あ、ううん。なにしてるのかなって思っただけ」
『そう。ご飯は？食べた？』
「え？うん、食べちゃった」
『そっか残念』
一緒に食べたかったなぁと続くヒョンジンに
やっぱり今日のことはイエナの見間違いだなと改めて思ってしまう。
「今日行ったご飯屋さん美味しかったよ」
『誰と行ったの？』
「今日はイエニと行った」
『2人で？』
「うん」
『ふーん。俺がいるのに他の男とご飯行くんだ』
「イエニはただの後輩だよ」
『Aは鈍感だな、まあいいや』
お風呂入るから切るね。とヒョンジンとの電話が終わる。
ソファに横になるとイエニから
『今日は変なこと言ってすみません』とメッセージがきていた。
誰だって見間違えることぐらいある。
イエナも心配して言ってくれたんだと思うし……
“大丈夫だよ”と返事をして携帯を閉じた。
ヒョンジンの言葉を信じている私は、
自分の目で見るまでは何も信じれなかった。
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belle(プロフ) - Kii123はじめまして！全作品読ませていただいたのですが、どれも感情を揺さぶられるものばかりでお話に入り込んでしまいました…Kii123が書くヒョンジンがどれも好きです、笑 次作も楽しみにしてますね！ (9月3日 0時) (
レス) id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 次の作品も楽しみにしております！また、長々と失礼しました (2023年3月30日 2時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Kii123さんの作品で一貫して好きなところはエンディングが後ろ髪を引かれるようなクセのあるところです。ハッピーエンドともバットエンドとも読者のその時の感情や環境によって変わるようなユーモアがありオリジナリティ溢れるところが大好きです。 (2023年3月30日 2時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - またいい作品をありがとうございます…Kii123さんの作品が大好き過ぎてちょっと落ち込んだ日とかに読んでるんです笑ずっとこの作品のことは知っていたんですがやっと読めました笑 (2023年3月30日 2時) (レス) @page39 id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年3月7日 23時
