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アイエン side
あの日、ヒョンに支払いはするから先に帰れと言われ、
ヌナの顔を見ることなく家へと帰った。
ヌナは本当ヒョンに弱い。
浮気されても、好きだなんて…
でも、俺は諦めない。
次の日、ヌナに連絡しようと携帯を開くと
ヌナから『私から連絡するから待ってて』とメッセージが届いていた。
ん？どういうことだろう？
メッセージがきていた夜に、ヌナから電話がくる。
「もしもしイエナ？」
『はい、待ってましたよ』
「うん。昨日はごめんね。」
『大丈夫です。僕こそ先に帰ってすいません』
「ううん、ヒョンジンが言ったんでしょ」
『ヌナこれからも会ってくれますよね？』
「もちろんだよ。ご飯行こうね」
そう答えるヌナに、一安心する。
「ヒョンジンが浮気してること認めたの」
『え？』
「まあ遠回しにだけど…」
『それで、ヌナは許したんですか？』
「……うん、まあ」
だよね。そうだと思った。
『ヌナが傷つくことがあれば、僕を利用して下さい』
「え？」
『いつでも、頼って下さい』
「本当に優しいね。ありがとう」
『ヌナに振り向いてほしいので』
「イエナ…」
そう言葉を詰まらせるヌナに、
『じゃあまた明日にでも飲み行きましょう』と言うと
「え？明日？」とびっくりした声をだす。
『冗談ですよ』
「なにその冗談。……あ、イエナもう切るね」
『あ、はい。』
「またね」
そう言うと、ヌナはそそくさと電話を切る。
ヒョンと一緒にいたのかな？
この短い間だけでも連絡をくれたことを嬉しく思う。
電話を切ったあと、ヌナからすぐにメッセージが入る。
“来週は暇だからいつでも誘って”
メッセージを読むと自然と口角が上がる。
ヌナに利用されたっていい。
会えなくなるぐらいなら。
ヌナは早くヒョンから、抜け出すべきだ。
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belle(プロフ) - Kii123はじめまして！全作品読ませていただいたのですが、どれも感情を揺さぶられるものばかりでお話に入り込んでしまいました…Kii123が書くヒョンジンがどれも好きです、笑 次作も楽しみにしてますね！ (9月3日 0時) (
レス) id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 次の作品も楽しみにしております！また、長々と失礼しました (2023年3月30日 2時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Kii123さんの作品で一貫して好きなところはエンディングが後ろ髪を引かれるようなクセのあるところです。ハッピーエンドともバットエンドとも読者のその時の感情や環境によって変わるようなユーモアがありオリジナリティ溢れるところが大好きです。 (2023年3月30日 2時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - またいい作品をありがとうございます…Kii123さんの作品が大好き過ぎてちょっと落ち込んだ日とかに読んでるんです笑ずっとこの作品のことは知っていたんですがやっと読めました笑 (2023年3月30日 2時) (レス) @page39 id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年3月7日 23時
