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目を覚ますと、知らないベッドの上。
恐る恐る振り向くとヒョンジンが目の前にいる。
『起きた？』
やってしまった…
酔っ払って覚えていない。
服も多分ヒョンジンのだろう。
自分で着替えたのかな？記憶よ、戻ってこい。
『今日は先に帰られる前に起きといた。』
「ここどこ？」
『俺ん家』
うん。やっぱ、そうだよね…
「帰るね」
『えー？ひどいなぁ、こっちは大変だったのに』
そう言われドキっとする。
大変ってなに？思い出せなくてイライラする。
『とりあえず朝ごはん食べよう』
「いらない」
『コーヒーだけでも飲みな』
そう言うと寝室から出て行くヒョンジン。
1人になり、一生懸命昨日の記憶を思い出そうとする。
帰ろうとして引き止められ、
そこから少し話をしたのは覚えている。
記憶はそこまで。
どうやってここまで来たのか、
変なこと話していないだろうか、
ああ、もう最悪。今すぐ消えちゃいたい。
ふと丁寧に畳まれた私の服が目に入る。
ヒョンジンが畳んだのかな？
いや…そんな呑気に考えてる場合じゃない。
ヒョンジンのTシャツであろう服を脱ぎ、
自分の服に着替えると、リビングへ向かう。
『あ、着替えたの？』
そう言いながらコーヒーを渡してくれるヒョンジン。
「うん。ありがとう」
『よく眠れたようで良かった』
「迷惑かけてたらごめん」
『Aが頑なに家の住所言わないから、こうするしかなかった。別に何もしてないから安心して』
「そっか、ごめん」
『ただ服は自分で脱いでた』
そう言うと、ニヤケてこっちを見るヒョンジン。
「1回見たことあるくせに」
『え、？いや、そうだけど』
「コーヒー飲んだら帰るね」
そう言うと、うんと頷き『ゆっくり飲んで』と言うヒョンジン。
「部屋、意外と綺麗にしてるんだね」
『Aが寝てから綺麗にした』
「ハハ、そうなの？気にしないのに」
『昨日のことどこまで覚えてる？』
「……う〜ん、お店で少し話したところまで。」
結構忘れてるんだな、と笑うヒョンジンに、
変なことを言っていないか不安になる。
「わたし何か言ってた？」
『何も言わなかった』
「良かった」
『Aは秘密が多すぎるよ』
そう言うヒョンジンは私を見て、『もっと気軽に話して』と続く。
「そんな仲じゃないでしょ」
『どんな仲だったら話してくれる？』
「さぁ」
できればどんな仲になっても話したくない。
「てかそんなに何が知りたいの？」
『Aの全部？』
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はぐきぐきぐき(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。Kii123さんの作品全てが大好きです☺️新しい作品も楽しみにしています❤️ (2023年3月13日 18時) (
レス) id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
Kii123(プロフ) - なのさん» ありがとうございます。お褒めの言葉とても嬉しいです！まだ慣れていないところが多く、修正しながら作っています。感想をいただくことですごく励みになります。アナザーストーリー考えてみます！次も楽しみに待ってていただけたら嬉しいです♡ (2023年3月5日 21時) (レス) id: 912d27462f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Kii123様の作る小説の世界観に魅了され、何度も読み返しています。この表現は彼のこういう気持ちを暗示しているのかな、と思い巡らせることが私自身の作品の刺激ともなっています。次の作品も心よりお待ちしております。長々と失礼しました。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 今回の作品で、25という数字が出てきた時、真っ先に思い浮かんだのは、LKの誕生日、しかしmainはHJ.どのように展開になるのかワクワクしました。今回はmainが結ばれて良かったです。個人的には全ての作品のアナザーストーリーも知りたいと思いました。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - どのはなしでも全員の人間らしさが光っていて、普通にドラマ化しても遜色ないと思いました。Kii123様が脚本家になりドラマを作る暁には是非宣伝してくださったら嬉しいです。Kii123様の才能に賞賛すると共に少しの羨望を混ぜてこれからも応援させてください。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年2月19日 8時
