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37 (hj) ページ37

ヒョンジン side

リノヒョンと解散して、家へと帰る。
ヒョンがあんなこと言うとはなぁ…
俺に諦めるなってことでいいのか?


携帯をとり、Aとのトーク画面を開く。
Aと最後に会った日以来連絡はしていない。


まず、電話をかけたところで出てくれるのか?

……どうせ、出ない。
しかも、今日は遅いからやめとこう。

ベットに行く体力もなく、ソファの上で目を閉じた。


──────

次の日、テレビの音で目を覚ます。

ハン『起きたか?』

いるはずのないハンが目の前にいて、ため息がでる。

『なんだよ休みの日に』
本当、勝手に入ってくるのやめろよ。

ハン『そろそろ元気だせよ』

『元気だよ』

ハン『Aが、大学の集まりに来るって』

『え?』

ハン『今日の夜』
そう言い場所と時間を教えてくれるハニ。

ハン『行くか行かないかはヒョンジナが決めな』
俺を見ずに言うハンは、テレビをみている。

『ありがとう』



──────


ハンが教えてくれた時間になり、お店の近くへ行く。

少しするとAの姿が見えて、ついじっと見てしまう。
相変わらず、綺麗だな。変わらないな。


お店に入っていくのを見て、集まりが終わるのを待つ。


1時間ほど経ったときに、
Aがお店から出てきて携帯をみている姿が見える。



『A』

携帯をみているAの後ろから声をかけると、
ゆっくり振り向き、びっくりした表情をみせる。

「…ヒョンジナ?なんでここに?」


『A、会いたかった』

「え…?」

『俺と恋愛しようなんて言わない。ただ、そばに居てくれるだけでいい』

Aの手を取りそう伝える。

『だから、いなくならないで』

もう、男としてのプライドなんて無い。
すがるようにAに想いを伝えた。





でも、Aは言葉を発さない。
下を向いたままで表情も分からない。

ああ、もう本当にこれで最後かな。


『A』

「…ん、?」

『それでも嫌なら、この手を思いっきり振り払って』

そうでもしてくれなきゃ、俺は諦められない。

「……」




するとAは少し黙ったあと、俺の目を見て口を開く。


「ヒョンジナ、今までごめん」


『え、?』

「好き放題言ってごめん、自分勝手でごめん、私ヒョンジンの気持ちに甘えてた。」

『そんなことないよ』






「私も会いたかった、」

そうAは微笑み、俺の手を握り返してくれた。

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はぐきぐきぐき(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。Kii123さんの作品全てが大好きです☺️新しい作品も楽しみにしています❤️ (2023年3月13日 18時) (レス) id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
Kii123(プロフ) - なのさん» ありがとうございます。お褒めの言葉とても嬉しいです!まだ慣れていないところが多く、修正しながら作っています。感想をいただくことですごく励みになります。アナザーストーリー考えてみます!次も楽しみに待ってていただけたら嬉しいです♡ (2023年3月5日 21時) (レス) id: 912d27462f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Kii123様の作る小説の世界観に魅了され、何度も読み返しています。この表現は彼のこういう気持ちを暗示しているのかな、と思い巡らせることが私自身の作品の刺激ともなっています。次の作品も心よりお待ちしております。長々と失礼しました。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 今回の作品で、25という数字が出てきた時、真っ先に思い浮かんだのは、LKの誕生日、しかしmainはHJ.どのように展開になるのかワクワクしました。今回はmainが結ばれて良かったです。個人的には全ての作品のアナザーストーリーも知りたいと思いました。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - どのはなしでも全員の人間らしさが光っていて、普通にドラマ化しても遜色ないと思いました。Kii123様が脚本家になりドラマを作る暁には是非宣伝してくださったら嬉しいです。Kii123様の才能に賞賛すると共に少しの羨望を混ぜてこれからも応援させてください。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kii123 | 作成日時:2023年2月19日 8時

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