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20 (hj) ページ20

ヒョンジン side

誕生日会がはじまって1時間は経ったとき、
Aが電話が来たと席を立った間に、トイレへ行く。

戻ってくると、ハニしかいなくて
リノヒョンは?と聞くと、彼女から電話で外に行ったと言われる。

Aも戻ってないし、少し気になり外に行くと
リノヒョンとAが何やら話をしているのが見えた。

Aの名前を呼ぼうとすると、
『A、俺の誕生日覚えてた?』とリノヒョンの声が聞こえた。

A?呼び捨て?
しかも誕生日覚えてた?ってどういうこと?

「覚えてるよ10/25でしょ」

『うん。A今日終わって少し話そう』

「何を話すの?今話して」

『Aのこと、本当に傷つけて、あんな別れ方して後悔してる。』

え、どういうこと??
別れたって、2人は昔付き合ってたのか?

初めましてってA言ってたよな…?

「この前謝ってくれたでしょ、もういいよ」

この前って…?いつ?

『Aに再会してから、ずっと考えてた』

「私のいい噂なんか聞かないでしょ。もう昔の私じゃないから」

『…俺のせいだよな、本当ごめん』


「彼女とお幸せに」

『ちょっと待って、』

お店に戻ろうとするAの手をヒョンが掴むも、
Aはその手をすぐに振り、ヒョンのことを睨んでやめてと怒る。


『俺ら、やりなおす?』



「は、なにいってんの、」

Aが動揺している。
あんな顔を見るのは初めてだ。


もう盗み聞きするのは、やめよう。
これ以上2人の話も聞きたくない。

そう思いお店へと戻った。

ハン『なにやってんだよ。1人にすんなよ』
1人で携帯をいじっていたのか、俺をみると怒ってそう言う。


『なぁ、Aとリノヒョン、昔付き合ってたって』

ハン『え!?』

『今、外で2人で話してるの盗み聞きした…』

ハン『…マジかよ。それで?』

『それでって、もう聞きたくなくて戻ってきた』

そう明らかに顔が暗くなった俺をみて
ハンは何も言わずに俺にビールを差し出す。


ハン『正直なんか2人怪しいとは思ってたよ、というかリノヒョンがずっとAをみていると、いうか』

『だよな、それ俺も思ってた』

ハン『困ったなぁ。2人戻ってくるか?』

『戻ってこなかったら、俺もう生きていけない』


そう話していると、Aからメッセージが届く。

「今日は帰る」
その一言を見た瞬間、立ち上がり外へと急ぐ。




外に出るとさっきまでいた2人の姿は見当たらなかった。

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はぐきぐきぐき(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。Kii123さんの作品全てが大好きです☺️新しい作品も楽しみにしています❤️ (2023年3月13日 18時) (レス) id: 7acbc31d9a (このIDを非表示/違反報告)
Kii123(プロフ) - なのさん» ありがとうございます。お褒めの言葉とても嬉しいです!まだ慣れていないところが多く、修正しながら作っています。感想をいただくことですごく励みになります。アナザーストーリー考えてみます!次も楽しみに待ってていただけたら嬉しいです♡ (2023年3月5日 21時) (レス) id: 912d27462f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - Kii123様の作る小説の世界観に魅了され、何度も読み返しています。この表現は彼のこういう気持ちを暗示しているのかな、と思い巡らせることが私自身の作品の刺激ともなっています。次の作品も心よりお待ちしております。長々と失礼しました。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 今回の作品で、25という数字が出てきた時、真っ先に思い浮かんだのは、LKの誕生日、しかしmainはHJ.どのように展開になるのかワクワクしました。今回はmainが結ばれて良かったです。個人的には全ての作品のアナザーストーリーも知りたいと思いました。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - どのはなしでも全員の人間らしさが光っていて、普通にドラマ化しても遜色ないと思いました。Kii123様が脚本家になりドラマを作る暁には是非宣伝してくださったら嬉しいです。Kii123様の才能に賞賛すると共に少しの羨望を混ぜてこれからも応援させてください。 (2023年3月5日 10時) (レス) id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kii123 | 作成日時:2023年2月19日 8時

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