how to forget you (ページ9)

今日:16 hit、昨日:28 hit、合計:41,325 hit

9 (bc) ページ9

バンチャン side

お昼休憩、彼女が作ってくれたご飯を外で食べる。
外からふと食堂をみるとAとヒョンジンの姿が見えた。

ヒョンジンが耳打ちをして、どうやらAが照れている。
それを見て胸がザワつく。

リノ『嫉妬？』

『え？』

リノ『Aと、ヒョンジン。見てんだろ』

一緒にご飯を食べていたリノが
ニヤニヤしながら茶化してくる。

『別に、そうじゃない』

とすぐに食堂から視線を逸らした。

リノ『今の彼女、オーストラリアで作って一緒に帰ってきたんだろ？Aそれ知ってんの？』

『ううん...言ってない』

リノ『なんで？』

『え、？だって、別に聞かれないし...自分から言う必要もないかなって』

リノ『ふ〜ん』
そうリノはニヤつきながら飯を食べる。

『なんだよ、』

リノ『別に〜。ちょっと飲み物買ってくるわ』
そう言い飲み物を買いに行った。

再び食堂の方を見ると、仲良くヒョンジンとご飯を食べているAの姿が目に入る。

楽しそうにずっと笑顔で、
時々ヒョンジンがAの手や頭を触っている。
それを見てまた胸がザワついた。

〜♪

『もしもし』

携帯が鳴り確認すると、彼女のリオからだ。

『チャニ、今日授業は何時に終わる？』

『今日は授業終わってダンスサークルに行くから、ちょっと遅くなるよ』

『え！ダンス踊ってる姿見たいっ』

『あ〜来る？聞いてみるよ』

『うんっ聞いてみて！』

『分かった。また連絡する』

電話を終えると、ちょうどリノが帰ってくる。

『彼女、今日ダンス見に来たいって言ってるんだけど、いいかな？』

リノ『うん、全然いいよ』

『ありがと』

リオに『来ていいよ』と連絡をし、残りのご飯を食べた。

授業が終わり大学の入口でリオと合流し、
サークルへと向かい、ドアをあける。

Felix『チャニヒョンっ！...と、どなた様ですか？』

ヨンボクが出迎えてくれた
その後ろのソファにAが座っているのが目に入る。

なんで、ここに？

ヒョンジンの隣にAが座っていて、
顔を見るとビックリしていて、すぐに目を逸らされる。

リオ『初めまして、チャニの彼女のリオです』
そう、リオが挨拶をする。

Felix『え！？』

スンミン『ヒョン、彼女いたんですね』

ハン『は、初めまして』

と、みんながビックリしている。
もちろんAの顔もビックリしていた。

リノ『おい、電話したんだぞ』
そうリノは小声で俺に言う。

『みんな久しぶり』そう言い俺は話を逸らした。