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ヒョンジン side


Aヌナを家まで送り、自分の家に帰る。

カフェでヌナの様子が急におかしくなったのが分かり、
チラ見している方向を気づかれないようにみると、
チャニヒョンが女性と2人でコーヒーを飲んでいた。

すぐに外に行こうと誘うと、
Aヌナは逃げるようにカフェから出ていた。


どうしたら俺を見てくれるだろう、
チャニヒョンもAヌナのことどう思っているんだろう。
というか今日一緒にいた女性は彼女なのか?



〜♪


携帯が鳴り、確認するとAヌナからのメッセージ。


「今日はありがとう。映画楽しみ」

ヌナはマメに連絡をしてくれる。
お礼は欠かさないし、俺が喜ぶようなメッセージを毎回送ってくれる。


単純な俺は、メッセージが来ると自然と口角が上がるし、
すぐに返信を返してしまう。

その後ヌナと連絡を取り合いながら家に着いた。




次の日
今日もヌナをバス停まで迎えに行こうと早めに家をでた。



『ヒョンジナ』

バス停で待っていると、声をかけられ振り向く。
声で誰かは想像ついていたが。

『チャニヒョン、』

『なんでバス停にいるの?』

『..Aヌナ待ってます。』

『あーそういえば、Aはバスだったな、』

ヒョンは懐かしいと言わんばかりの顔をして微笑んでいる。


『...ヒョン、昨日カフェにいた女性って彼女ですか?』

『え?あ〜、ヒョンジナも気づいてたんだ』

『...はい』

『まあ、彼女だね』

と照れて頭をかくチャニヒョン。
なんだ、彼女いたんだ。そう少し安心をする。
だったらヌナもチャニヒョンを諦めてくれるだろうか、




『ヒョンジナ、俺が彼女いること、Aには言わないで』


そうチャニヒョンは衝撃的なことを言う。

『何でですか?』

『まあ、今は言わないでくれたら助かる』


なんだそれ?
昨日カフェにいたことヌナも知ってるのに。
ヌナには彼女じゃないって言うつもりなのか?


そんなことを思っているとバスがくる。


「ヒョンジン、......あ、チャニ?」

Aヌナがバスから降りてきた。
チャニヒョンがいることにビックリしつつも俺の隣へと来てくれる。


『A少し話そう』

それもつかの間、チャニヒョンがヌナに話そうと誘う。

「あ...うん」

何も言えずにいる俺にAヌナは、
またねと言いチャニヒョンと歩いて行く。
後ろ姿をみて、引き止められない自分に腹が立つ。

歩いている姿をみていると、Aヌナが後ろを振り向いたが、すぐに目をそらされた。

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作者名:Kii123 | 作成日時:2023年1月29日 0時

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