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『Aトイレ長い』
席に戻ると、酔っ払ったヒョンジンに怒られる。
まずトイレに行くなんて一言も言ってないんだけど…
「ごめんごめん、」と謝ると、
『Aと2人になりたい』
そう言いみんながいる前で抱きしめられる。
「飲みすぎだよ」
Felix『イチャイチャしてる』
ハン『離れろー』
チャンビン『ハハ、』
と案の定みんなにからかわれる。
アイエン『いつもふざけてるヒョンを見てるから、なんか新鮮です』と嬉しそうにイエニは笑っている。
『A、行こ』
みんなの声が届いていないのか、
ヒョンジンは私の手を握り
『先に帰ります』とみんなに言うとお店をでる。
お店を出ると、外にいたチャニを見つける。
『ヒョン、』
すると、ヒョンジンは私の手を離し、チャニの方へ行き話しかけた。
バンチャン『うん？なに？』
『Aのことはもう俺に任せて下さい。これからはAのことを心配したり、連絡もやめてください』
バンチャン『うん。分かったよ』
チャニの返事を聞くと、
今日は先に帰りますと伝え私の方へ戻ってくる。
手を繋がれ私のことを引っ張るヒョンジン。
やっぱりまだ、チャニのこと気がかかりなのかな…
「ヒョンジナ」
『ん？』
「まだ、チャニのこと気にしてる？」
『いや…Aのことは信じてるけど、ヒョンが変な行動取らないように言っただけ』
そう言い私に悪いと思っているのか、先に歩きだす。
「ヒョンジナ」
『ん…』
「好きだよ」
そう私が言うとヒョンジンは、立ち止まり、
『俺も、好き』振り返りそう言うと抱きしめられる。
「本心だから、心配いらない。」
『うん』
「ヒョンジンの方が女の子に人気なんだから、目移りしないでね」
『A以外の女の子を目に入れたことない』
お世辞でも嬉しい言葉をヒョンジンは言ってくれる。
そのまま歩き、近くの公園に行くとベンチに座る。
お水を渡すとありがとうと受け取るヒョンジン。
『A俺の事好きになってくれてありがとう』
「私のセリフだよ。ずっと待っててくれてありがとう」
『今日はまだ一緒にいたい』
そう言うヒョンジンは誘っているのか、酔っ払っているのか、よく分からない。
「もしかして、誘ってる？」
『え！？違うよ、その、まだ時間も早いし、帰るには勿体ないなって、別に誘ってるとかじゃなくて…』
と一気に焦りだす。私は頑張って笑いを堪え、
「あ、誘ってないんだ」
わざと悲しい顔を見せるとヒョンジンは目を見開いている。
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年1月29日 0時
