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大学は文化祭の準備で慌ただしくしている。

ここ最近はヒョンジンもダンスで忙しくしていて
会う暇はほとんどない日々が続いていた。

あれからチャニとは、特に話すことも無く過ごしている。
たまに大学内で彼女と歩いているのも見かけるも、
もう何も感じなくなっていた。


ヒョンジンと唯一ゆっくり会えるお昼ご飯も
ヨンボク、アイエン、スンミン、ハンの皆と食べる。


ヒョンジン『Aと2人で食べたいんだけど』

ハン「なんで?付き合ってもないのに」

ヒョンジン『おい。』
とハニの頭を軽く叩きながら、拗ねた顔をしているヒョンジン。

スンミン『ヌナ、文化祭見に来て下さいね』

「もちろん行く〜!」

アイエン『頑張って練習してるので』

「そうだね、忙しそうだもん」

ヒョンジン『あ、寂しいんだ』
と、すかさずヒョンジンが間に入ってくる。

Felix『もーそんなこと言うと嫌われるよ』

「ハハ、」

ヨンボクがそう言うとヒョンジンは分かりやすく凹んでいる。
それをみて笑うと、『Aは笑わないで』とヒョンジンは、軽く睨んでくる。

「へへ、ごめんごめん。」

ハン『ヌナはヒョンジンなんかより、もっといい男がいますよ。俺みたいな』

ヒョンジン『バカ。どうみても俺の方がいーだろ』

スンミン『どっちもどっち』

ハニとヒョンジンのやり取りをみんなで笑い、
仲良くご飯を食べた。



ご飯を食べ終わり、ヒョンジンと2人で歩く。

『Aとこうやってゆっくり話すの久しぶり』

「そうだね」

『本当は寂しいくせに〜』

「ハハ、ちょっとね」

『ツンデレだな』
そう言うヒョンジンはニヤニヤしながら私を見る。

「ヒョンジンこそ」

『もちろん俺は寂しいよ。でも、Aに惚れてほしいからダンス頑張ってる』

いつものようにヒョンジンは、
キザなセリフを言って微笑んでいる。

「甘い言葉をかけるのが上手だねヒョンジンは」

『Aにだけだよ』
とまた甘い言葉をかける。

「ありがと」
そう言うと信じてないでしょと少し拗ねている。
いつもストレートに気持ちを伝えてくれるヒョンジンに、慣れてきてはいるものの、照れるもんは照れる。


『A』

ヒョンジンと歩いていると、名前を呼ばれ振り向く。


「チャニ?」

『…ちょっとい?』

そう言われ、咄嗟にヒョンジンの顔を見る。
チャニのことを見ているが、感情は分からない。

『俺、先行くね』

ヒョンジンはそう言い歩いていく。

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作者名:Kii123 | 作成日時:2023年1月29日 0時

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