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授業おわり、ヒョンジンと歩いてカフェへと向かう。
『これから文化祭の準備がボチボチ始まる』
「あ、うん。そうみたいだね」
今日お昼チャニ達が言ってたな、
去年はチャニが留学中だったから発表は無かったけど、
今年はやるって言ってたから楽しみ。
『聞いたの？』
「うん〜ちょっとね」
そう言うとヒョンジンは黙って口を尖らせている。
「どうしたの？」
『今日Aがお昼一緒に食べてくれなかったから』
「え？ああ、ごめん、明日は食べよ」
『明日はじゃなくて、明日からずっと。』
「うん、分かった」
そう笑うと、私をみてちょっと怒った顔をしていた。
2人で歩いていると、ちょうど大学を出る門のところで、チャニとチャニの彼女の姿を見つける。
仲良さそうに、ハグをすると
彼女はチャニの手を繋ぎ歩いていく。
『A』
「うん…」
『…大丈夫？』
「平気、」
チャニは愛情深い人だし、
彼女のこと大事にしてるんだろうなって見てて分かる。
2人の姿をつい見ていると、
ヒョンジンが手を取り違う道の方へと引っ張った。
『こっち行こ』
「え、？カフェは…」
『コーヒーはいらない。』
そう言い何も無い道を歩き出す。
『映画いく？』
「え？今日？」
『うん、行こうよ』
と急遽映画を見ることになる。
私のことを思ってやってくれたことは分かっている。
優しいヒョンジンに甘えて映画館へと向かった。
『買ってくるから座ってて』
とヒョンジンが売店へと向かい、座って待っていると、
『あの、』と声をかけられ振り向く。
そこにはチャニの彼女が立っている。
「あ、リオさん」
リオ『はい。この前ダンスサークルのほうで、お会いしましたよね』
「はい、」
と挨拶をしているとチャニの姿が見える。
バンチャン『A？』
リオ『1人できたの？』
「あ、いやヒョンジンと来てて、」
と話しているとリオさんは自然とチャニと腕を組んだ。
私は見て見ぬふりをし、話を続ける。
リオ『あ、じゃあ映画終わったら4人でご飯でも行こうよ。ね、チャニ』
とチャニに聞いている。
返事に困っているチャニをみていると、ヒョンジンが戻ってくる。
ヒョンジン『ヒョン？』
リオ『こんにちは、今映画終わったらご飯でもって話してたんだけど』
ヒョンジン『あ〜…』
とヒョンジンも返事に困り私を見つめる。
「行きましょう」
そう答えるとチャニとヒョンジンはビックリしている。
断るのも変だしと思い誘いを受けた。
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作者名：Kii123 | 作成日時：2023年1月29日 0時
