how to forget you (ページ20)

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ヒョンジン side

今日もAをバス停で待とうと、バス停に行くとチャニヒョンが立っているのが見えた。

Aを待っているんだろう、
それ以外ありえない。

少し待っているとAがバスから降りてくる。
案の定、チャニヒョンはAに話しかけていた。

Aの顔はビックリしつつも、嬉しそうにみえる。

歩いている2人の後ろを距離を取り歩き、
2人が座ったベンチが見える場所に座り込む。

何を話しているかも分からないし、
2人が座っている後ろ姿しか見えない。

Felix『なにしてんの』
ちょうど通りかかったヨンボクに言われる。

俺の目線の先を見てヨンボクは
Felix『…チャニヒョンは彼女いるし、Aヌナいつか諦めるんじゃない？』と言う。

『チャニヒョンもズルいよな』

Felix『そうだね。別れを告げたのはチャニヒョンなのに』

『Aは俺の事見てくれるかな』

Felix『さぁ。どうだろう』

『そこは嘘でも見てくれるって言えよ』

正直に言うヨンボクにムッとしつつも、
これが現実か。と肩を落とす。

Felix『傷つくなら見ない方がいい。行こ』
そうヨンボクに腕を引っ張られて、教室へと向かう。

昼休みになり、食堂へ行くもAが見当たらない。

Felix『ヌナいないね』

スンミン『チャニヒョンと歩いてたの見たよ』
とその言葉にまた傷つけられる。

『お昼も一緒に食えないのか』

スンミン『ヌナから連絡は？』

そう言われ携帯を開くと、メッセージがきている。

「今日はお昼一緒に行けない。ごめんね」
そのメッセージをみて深いため息をつく。

Felix『なんて？』

『一緒に食べれないって』

スンミン『残念』

Felix『今日だけだって。行こ』
とヨンボクにまたも腕を引かれ席へと座った。

全ての授業が終わると、
チャニヒョンより先にと早足でAが受けている教室へと向かう。

教室を覗くと、チャニヒョンではなく知らない男の人と話をしているA。

「ヒョンジン、？」

すかさず間に入ると、
ちょうど話が終わったのか、男は去って行く。

『何話してたの』

「え？…ちょっと」

『ちょっとって？』

「…ご飯でも行こうってお誘いもらって」
と言いずらそうに言うA。

『行くの？』

「ううんお断りしたよ」

その言葉にホッとする。てかどんだけライバル多いんだよ。

「お昼ごめんね」

『…チャニヒョンと食べたの？』

「チャニとリノとチャンビンの3人で」
そう聞き、2人っきりじゃないことにホッとした。