how to forget you (ページ15)

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ヒョンジン side

リノヒョンから
『やっぱり今日は休んでいいよ』とメッセージがきて、
Aと夜まで一緒にいることが出来た。

熱は下がったようで、少し元気になったA。
本当に良かった。

「ヒョンジンのおかげでよくなったよ。ありがとう」

帰ろうとする俺を玄関まで見送ってくれて、
そう言ってくれる。

『こちらこそ、良くなってよかった』

「ヒョンジンが倒れたときはあたしが看病する」

と嬉しい言葉を聞き、ついニヤケてしまう。

『体調崩したらすぐ連絡する』

「ハハ、待ってるね」
そう笑うAを見て安心して、さよならをした。

次の日
朝イチで、Aに大学にこれそうか連絡をする。

『もしもしA？体調どう？』

「良くなったよ、でも今日はどのみち授業が午前だけだから、休んじゃおうかなって」

『そっかぁ。じゃあ俺も休もうかな』

「昨日も休んでくれたから、気にせずに行って」

『でも』

「だめ、行かないと」
そう言われ、わかった、としぶしぶ電話を切る。

Felix『ヒョンジニ〜』

1人で大学へと向かっているとヨンボクが声をかけてくる。

『おう、おはよ』

Felix『ヌナは？』

『今日まで休むって』

Felix『そっかぁ。今日練習行くよね？』

『行く。昨日休んだから行かなきゃ』

文化祭で踊ることが決まってるし、
みんなに迷惑かけないためにも行かなきゃ。

Felix『あ、そうだ。チャニヒョンもサークルに戻ってくるって。』

『え？そうなの？』

チャニヒョンは、留学に行くと同時にサークルを辞めた。
チームをまとめるのが上手だったし、
誰もが尊敬をする先輩だった。

Felix『昨日リノヒョンが言ってた。今日また改めて練習にくるみたいだから』

『そっか』

Felix『ヌナのこと心配かもだけど今日は顔出さないと』

『分かったよ』

その後ヨンボクと一緒に授業を受け、昼休みになる。

アイエン『ヒョン食堂行きましょ〜』

ヨンボクと歩いて食堂へ向かっていると、
アイエン、スンミンが声をかけてくる。

スンミン『今日は、全員で集まって食べようって、チャニヒョンが。』

Felix『え〜楽しそう』

食堂につくと、すでにチャニヒョンと、リノヒョン、チャンビンヒョンが座っている。

チャンビンヒョンが手をあげてこっちを見ている。
席に座ると周りがザワザワする。

リノ『ハニはまだ？』

リノヒョンがそう言った瞬間、
ハニが小走りで走って来るのが見える。

『来ました』

ハニ『遅れました〜！』

そう席についた。