how to forget you (ページ13)

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13 (bc) ページ13

バンチャン side

今日はリオのお弁当が無しで、食堂に行く。
いつもいるAが見当たらない。

リノ『あ、そういえば、ヒョンジンAと一緒ってよ』

『...そう』

リノ『朝早くから一緒っぽい。怪しいよな』

そうニヤニヤしながら俺に言ってくる。

『別に、関係ないし』

リノ『そうだな、彼女いるもんな』
とまたニヤニヤしながら言う。

『なんだよ、』

リノ『別に〜。一応ヒョンジンには今日のダンス練習は来いとは言ったけど』

『.....』

リノ『ヒョンジン、来るかな』

リノがわざとらしく言ってるのは分かってる。
俺がまだAのこと気にしてるってこと、勘づいてやってるんだろう。

『今日リオと会うから』

リノ『また？？ラブラブで安心するよ』

『Aヌナ体調崩してるんだって〜』

その言葉でつい反応してしまい、声がする方へ振り向く。

Felix『あ、ヒョン！今日は珍しく食堂いるんですね』

振り向いた先には、
ヨンボク、スンミンの2人が立っている。

『A、体調悪いの？』

Felix『あ…あぁ、はい、そうみたいです。』

やっぱり昨日急に降り出した雨のせいか、
ヒョンジンが後から傘を持って出ていってたけど
Aのところじゃなかったんだろうか？

Felix『ヒョン、』

『ん？』

Felix『言うなって言われてるので、ヌナに連絡したり、いやしないと思うんですけど、一応…』

『うん、分かってるよ』

Felix『すいません、じゃあ』

そう言いスンミンと去っていく。

リノ『連絡すんなよ』
今まで黙って聞いていたリノが口を開く。

リノ『まあ、今日リオちゃんと会うから連絡なんてしないよな』

『しないよ』

自分ではそう言うものの、Aが心配になる。
薬は飲んだだろうか？
ご飯食べれるものは食べただろうか？

視線を感じ、顔をあげると
リノが怪しんでこっちを見ている。

『なに』

リノ『なんで、Aが心配？』

『え？…別にそんなんじゃない』

リノ『嘘つくなよ。顔に出てんぞ』

『そんなんじゃないって』

リノ『今はリオちゃんと付き合ってんだから、中途半端なことすんなよ』

正論すぎて、何も言えなくなる。
大体、Aに別れを告げたのは俺だし、
その後リオと付き合うって決めたのも俺だ。

リノ『ヒョンジンには、今日Aのそばにいるように言うから』
そう言うと携帯を開き、メッセージを送っている。

これでいい。

Aのことは、ヒョンジンに任せるべきだ。