how to forget you (ページ1)

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『ヌナ！！！』

「？」

今日も私のことを追ってきてくれる、
1つ下のかわいい後輩のヒョンジン。

食堂に行っている途中に声をかけられ、一緒に食堂へと向かう。

『ヌナ、今日予定ありますか？』

「ううん特にないよ」

『じゃあご飯行こ』

「うん、いいよ」

そう言うとヒョンジンは嬉しそうに微笑んだ。
それを見て自然と私も笑顔になる。

食堂につき、ヒョンジンとご飯を食べていると
ヨンボク、アイエン、スンミンが同じ席に座る。
彼らは大学のダンスサークルで一緒のメンバーで、
とにかく女の子にモテる。

Felix『Aヌナ、一緒にいい？』

「うん」

ヒョンジン『ダメ』

スンミン『なんで』

アイエン『ヒョンはAヌナのことを独り占めしすぎです。』

ヒョンジン『別に』

かわいい後輩達だが、周りの視線が痛くて苦笑いになる。

みんなのビジュアルと、ダンスの上手さは
この大学で知らない人はいないだろう。
とにかくモテるみんなと一緒にご飯を食べるだけで、
ものすごい視線をかんじる。

「みんなでゆっくり食べて。私もう食べ終わるから行くね」

わいわい話している4人にそう言うと席を立つ。

ヒョンジン『え？じゃあ俺も行く』

「ヒョンジン全然食べてないでしょ」

Felix『ヌナ〜もっと話しましょう』

アイエン『久しぶりに会えたのに』

2人の目をみてこりゃモテるわ。なんて呑気に考える。
だがとにかく今はお昼時で女の子の視線がとにかく痛い。

「また今度ね」

そう言いみんなにさよならをする。
ヒョンジンは急いでご飯を口に入れている。

食堂を出て教室に向かっていると
ヒョンジンが後ろから『待ってー！』と叫んでいる。

振り向くと走ってくるヒョンジンが目に入る。

「ヒョンジン」

『一緒行こ』

「受ける授業が違うでしょ」

『教室近いから』
と、隣を歩く。

「ヒョンジンさ、たくさん女の子に告白されてるでしょ」

『え？されてない』

そう返事をするヒョンジンの顔を見ると、すぐに目を逸らされる。

「知ってるよ」

『なにを？』

「たくさん告白されてること」

『されてません』

なんで否定するのかは分からないけど、
正直告白されてる姿を私は見たこともあるし、噂でたくさん聞いている。

「そう？」

まあ、そういうことにしとくか。

その後ヒョンジンと別れ教室に入る。
人はまばらで、空いている席を探す。

『A』

すると後ろから名前を呼ばれる。
振り向くと会いたかった人が立っていた。