16人の子供達！！ フォー！

＊陣兄の嘘つき！ 6 ページ10

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不良"もしこの事を周りの誰かに1人でも
話せばお前の兄弟を1人ずつ潰す"

陣".....は?"

不良"それが嫌なら逃げずに待ってるんだな"



陣『飽きるどころか悪化していく一方やった

"バレると面倒だから"その理由で顔を避けて
身体中殴られ続けた



でも、もしここで俺が逃げれば飛び火が
間違いなく他のやつに飛ぶ

あいつらが目をつけてたのは、あの時
助けた健太と瑠唯やった


もしそんな事になれば身体にも心にも....
2度と消えへん傷がつく

それだけは....嫌やった』

『だから陣兄...ずっと隠してたの?』

陣『おん』

隆二『だからあの時病院に行こうって言った時
あんなにも拒んだのか』

陣『あいつらは、高校だけやない

壱馬達の小学校から慎達の幼稚園まで、
クラスも通学時間も何もかも調べとった

逃げ場なんて...なかった』


話し終えた陣兄はゆっくりと目を開けると
悲しそうに眉をひそめた

陣兄の目線の先にはボロボロと涙を溢れこぼす
健太と瑠唯だった


健太『陣兄の嘘つき！！


何が大丈夫なの⁉何がなんでもないなの！！

何でもなくないじゃん、ずっとずっと....
苦しんでたんじゃん！！』

瑠唯『陣兄、ごめんなさい.....泣！！

ずっと苦しませ続けて...僕らのせいで....泣』

陣『......っ


おいで』


陣兄がそっと悲しげに微笑むと


健瑠『うわぁぁぁぁああん....泣‼』

陣『なんでお前らが謝んねん....

ごめんな 健太、瑠唯』


小さな子どものように陣兄にすがりついて
泣いている健太と瑠唯


力矢『A 俺らは外に出てしばらく3人に
してあげよう』

『え、でも....』

力矢『今の陣なら大丈夫』




そう言って病室から出ていく力兄

私もそれに続いて病室から出た



陣『......


(*´罒`*)』

健瑠『.....


(*´U`*)』




何を話しているかはわからないけど
3人が笑っているのを見て


『そうだね^^』


もう、こんなことは起こらない

そう心の中で密かに思っていた




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