16人の子供達！！ フォー！

＊陸兄とデート(?) 2 ページ3

.



陸『この服良くない?』

『あぁ〜いいかも！』

陸『龍太郎とか大きくなったら着そうだよね』



はたから見たら私達はカップルかもしれない

でも会話の中身は完全に兄妹



そんなにカップルに見える.....?


陸『このコートAに似合いそう！』

『え、でも長くない?』

陸『長いくらいがいいよ〜

A足出しすぎ( ¯•ω•¯ )』



前にお母さんからもらった肩出しのニットと
赤いミニスカートなんだけど....

そこまで短くはないはず


陸『Aがブスならいいんだけど

A可愛いもん！ダメ！危ない！』

『ブスならいいって....笑』

陸『だから俺買ってくるからこれ着て！』

『え、ちょ、陸兄!?』



そう言うと手に持っていたコートを
レジまで持っていた陸兄

いや、いくらここPUNIQLOだとしても
なかなかいい値段したはず....汗



陸『ほらこれの方が絶対に暖かいし
Aによく似合うよ』


すると両手でゆっくりと頬を包み込んで
目を細めて微笑むと


陸『うん、可愛い*^^*』



"まぁAはいつでも可愛いけどね〜"



いつもはシスコン呼ばわりしてたはずなのに
いや、"出来てたはずなのに"



今実の兄である陸兄相手にたった少しでも
意識してしまった自分がいた



"ねぇあの男の人かっこよくない?"

"彼女さんかな?なんかお似合いだよね〜"

"いいな〜"



私達の隣を通り過ぎる女子高生3人組

3人の内容を聞いて『この人兄です‼』って
叫びたくなった



.....でもまぁ確かに



陸『A行こう^^』

『うん^^』





カップルって思っちゃうのが自然なのかな?

私も陸兄みたいな彼氏欲しいって思ったこと
無いわけじゃないし




.



陸『.......』

『陸兄.....?』




突然歩くのを止めて目線が険しくなる陸兄

私が見ていることに気づくといつも以上に
優しい笑顔で



陸『なんでもない^^

そろそろご飯食べよっか！おすすめのランチが
食べれるカフェがあるんだー！』

『......そっか^^』



でもその笑顔が明らかに不自然だったのと

陸兄が私に気づかせないくらいに
歩く速度を速めたのに、






なんだか......嫌な予感を感じていた





.

＊陸兄とデート(?) 3→←＊陸兄とデート(?) 1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す