16人の子供達！！ フォー！

＊彰吾の風邪と夢 2 ページ20

陸side



昂秀『陸にぃ！たかいたかいしてー！！』

陸『えぇもう5回目.....｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡』


リビングで末っ子4人組と戯れていること
早1時間

子供ってほんとパワフルだわ....


ｶﾞﾁｬ
『陸兄』

陸『ん?どうかした?』


Aが冗談を一切感じさせない表情で
リビングに入ってきたため

肩車していた昂秀をおろしてAに近寄った


『彰吾が、陸兄のこと呼んでる』

陸『俺のこと....?』

『私じゃきっとダメだから...陸兄が側に
いてあげて?

弟達のことは私が変わりに見るから』

陸『わかった』



彰吾の部屋に入ると顔を真っ赤にして
苦しそうに寝息をたてている彰吾


彰吾『りく.....にぃ』

陸『大丈夫 俺はちゃんとここにいるよ^^』


起こさないように彰吾の隣に寝ころんで
そっと頭をなでる


陸『だめじゃん....ここまで我慢しちゃ

.....でも、俺のこと呼んでくれてありがとう』


彰吾の頭の下にそっと腕を通して
一定のリズムで布団を叩いていると、

安心したのかいつの間にか俺も眠っていた





.





彰吾"陸にぃ.....泣"

陸"どうしたの彰吾?"

彰吾"ふうせんがきにからまった.....(;_;)"

陸"ほんとだ....でも大丈夫！

すぐにお兄ちゃんがとってあげるから！"




.



陸"彰吾大丈夫?手伝おっか?"

彰吾"ううん大丈夫

僕だってもう小さくないんだから
助けてばっかりじゃだめだよ"

陸".........


そっか.....^^"




.


陸『......っ

嫌な夢見ちゃった.....』



本当は嫌な夢なんかじゃない

弟達が大きくなるのは嬉しいこと、だけど



彰吾『陸......にぃ?なんで?』

陸『覚えてない?

彰吾ずっと俺の名前呼んでたんだよ?』

彰吾『そっか.....』



やっぱり頼ってもらえなくなるのは
いくつになっても寂しいもんだよ



陸『もう1人で我慢したりしない

約束できる?』

彰吾『うん』

陸『約束ね^^』


彰吾が目を覚ましたことをAに伝えようと
ベッドから降りようとすると俺の服を握る彰吾


彰吾『もう少しだけ.....』

陸『(*^^*)ﾆｺｯ

ありがとう彰吾』

彰吾『え?』

陸『なんでもない♪』



彰吾には変な目で見られたけど

彰吾が自分から頼って甘えてくれて
嬉しかったよ




彰吾『(*˘ ˘*)zzZ』



早く良くなってね 彰吾^^




.

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