*お出かけ 1 ページ46
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夏が終わろうとしている8月の下旬
けど今市家にはまるで私達を
焼きつくすような日差しが照り続けてる
『慎 大丈夫?』
慎『ぅ...』
夏の暑さが苦手な慎は他の弟達に比べて
外に行きたがらない
今だっておでこに冷えピタ貼って
横になって寝ている
静香『A少しおつかい頼みたいんだけど
今大丈夫?』
『あ、うん 大丈夫』
慎のことが心配だったけど
お母さんが側にいてくれるというので安心
『じゃあいってきま....』
玄関にはなぜか帽子を持って待っている慎
『慎...一緒に行きたいの?』
慎(小さくうなずく)
『暑いけど大丈夫?』
慎(小さくうなずく)
『なら一緒に行くか^^』
慎『((((*゚▽゚*))))』
...そんな可愛らしい笑顔見せないで
っとまぁそういうわけで慎の手を握って
お母さんに頼まれたおつかいに行くことに
近所のおばさん達から
すごく微笑ましい目で見られる笑
慎『おねぇちゃん』
『どうしたの?』
慎『なんでもない*^^*』
嬉しそうに私の手を握り
小さな足でちょこちょこ隣を歩いている慎
『慎今日ごきげんだね
なんかあったの?』
慎『....』
するとさっきまでの楽しそうな姿はどこえやら
すっかり落ち込んでしまった
『慎...?』
慎『おねぇちゃんと...2人でおでかけ
すごいうれしい...
おねぇちゃんは...?』
あんなにも暑いのが苦手な慎が自ら外に
出ようとしたのはそういう理由だったんだ...
わかってあげられなくてごめんね
『お姉ちゃんもすごく嬉しい^^』
慎『...!
あのね!おねぇちゃんだいすき*^^*』
『ありがとう
私も慎大好きだよ^^』
するとまた嬉しそうに私の手を握り歩きだす慎
"お兄ちゃん達はやくー!!"
"そんなに急がなくても
スーパーは逃げないよ笑"
(懐かしいな...)
あともう少しのところで突然立ち止まる慎
弱めに服をひっぱるから抱っこかと思ったけど
慎『おねぇちゃん ないちゃダメ
ないたらしあわせになれないよ』
しゃがんだ私の頭を小さな手でなでる慎
これは...
陸"A泣いたらダメ
泣いたらそのぶん幸せ逃げちゃうよ?"
『...ありがとう慎^^』
慎『*^^* エヘッ』
まだ4歳の子供って思ってたけど4歳ながらも
目に見えない成長を感じた一瞬だった
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ありさ - 全然大丈夫です!! ありがとうございます!! この小説本当に大好きなので頑張ってください(≧▽≦)更新楽しみにしてます!! (2016年9月11日 10時) (レス) id: c9b5bc3329 (このIDを非表示/違反報告)
Ch.08(Ch.I13)(プロフ) - ありささん» リクエストありがとうございます^^ リクエストの方ですが移行後になりますがよろしいでしょうか汗? 毎度毎度本当にごめんなさい(;_;) (2016年9月10日 22時) (レス) id: 7a191842ce (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - いつもクールないっちゃんがその日だけ主人公に異様に甘えてくるっていうのを書いて欲しいです!! (2016年9月9日 18時) (レス) id: c9b5bc3329 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 書いてもらったばかりで申し訳ないんですが、またまたリクエストしてもいいですか?(´・ ・`) (2016年9月9日 18時) (レス) id: c9b5bc3329 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - まこっちゃんとのお話書いてくれてありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!! (2016年9月9日 1時) (レス) id: c9b5bc3329 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ch.08 | 作成日時:2016年8月5日 15時