16人の子供達！！

＊樹と樹くんと慎と慎くん 1 ページ33

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樹『お姉ちゃん』



昂秀が完全に夢の中に入ってしばらくした後
今度は慎を抱っこした樹がテントに来た



樹『慎 水のんだのかもしれない

さっきから咳こんで苦しそう』

慎『ｹﾎｯｹﾎｯ..ｹﾎｯ....いっちゃん...ｹﾎｯ』

R.樹『ちょっと代わって?』



咳きこみ続ける慎の背中を痛くない程度に
やや強めに叩く樹くん


タオルで口もとを拭いながらも
うまく飲み込めない水を吐かせ続けた



R.樹『小さい子は俺らに比べて体内処理が
上手くできないから...

下手したら窒息する可能性もあるし
飲むのはあまり衛生的に良くない』



しばらく吐き続けたからか
だいぶ楽そうになった慎


気づけば樹くんの腕の中で寝息をたてていた



R.樹『もう 大丈夫』

樹『ありがとう』



寝息をたてて寝てる慎を起こさないように
ギュッと抱きしめる樹

言葉にはしないものの
それには"ごめんね"という想いが伝わってきた



R.樹『....




慎くんのこと...好き?』

樹『好きだよ 大切な弟だから

こんな僕でも...慕ってくれる




お兄ちゃんは?慎のこと嫌いなの?』



すると樹くんは優しく樹の頭をなでて



R.樹『好きだよ 俺も


まこっちゃんとは出身は違うけど
長年共にしてきた大切な仲間だからね^^』

R.慎『いっちゃん...』



クールな表情とは違う

優しさがあふれた笑顔をみせた





R.樹『慎くん少し横に寝かせたらいいよ

多分だいぶ体力つかわせちゃったから...




ほら翔平 そこどいて』

R.翔平『俺だけあたり強い...(´pωq｀)ｼｸｼｸ』

R.樹『あたりまえでしょ


なんで20歳に近い翔平と幼稚園児と小学生の
2人との対応を同じにしなきゃいけないの』

R.慎『まぁ翔平中身は永遠の小学生だからね』




慎を横にさせて樹が立ち上がろうとすると
慎が樹のパーカーの袖を強く掴んで離さない



こんな小さな体でどこにそんな力があるのか





慎『まことも...いっちゃん...すき...ｽﾋﾟｽﾋﾟ』






まるで今までの会話すべてを聞いていたような
慎の寝言に樹はほんのりと頬を赤らめて




樹『知ってるよ

何年慎のかと兄やってると思ってるの』







慎が安心して眠っているのに樹も安心したのか







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R.樹慎『*^^*』

樹『ｽｰｽｰｽｰ』

慎『ｽﾋﾟｨ...ｽﾋﾟｨ...』




樹くんと慎くんに見守られて2人仲良く夢の中へ

その姿はまるで誰もが憧れる理想の兄弟の姿だった







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＊樹と樹くんと慎と慎くん 2→←＊可愛いよ

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