悪戯 宇佐美時重 ページ5
僕は鶴見中尉が好き。
まぁそれはみんな知ってるだろう。
でももう一人好きな人がいるのは知らなかっただろう。
『あっ！うさみん！』
…ちょうど来やがった。
好きっていうのはあの女。Aさ。
僕はアイツの事が最初は気に食わなかった。
鶴見中尉に馴れ馴れしく話しかけるから。
でもなんか…アイツは優しすぎるんだよ。
僕がAに嫌われる様な悪戯を仕掛けても、
笑って許してくれる。
僕がどんな酷い悪戯をしても、『アハハッ！またかぁ…またかかっちゃたなぁ。むむむっ』
って言って怒った様子なんか一才無い。
最初は気に食わなかったがそれがだんだん自分の中での喜びになっていった。
アイツが笑ってくれるから悪戯をする。アイツが僕と喋ってくれるから悪戯をする。
さて…今日はどんな悪戯をしようか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
貴方side
『うさみ〜ん！』
宇「なんですかうるさいですね」
『えへへ、なんでもない』
宇「腹立ちますね。なんなんですか」
私はうさみんが好き。
うさみんはいつも悪戯をしてきて、悪戯にかかった私を見て笑ってる。
最初は悪戯されて笑われるのが嫌だったので、最初は強がって自分も笑ってた。
でも最近は、心の奥から、嬉しい、楽しい。そう思えているのだ。
悪戯されて笑ってるとか側から見たらただのヤバい奴なんだけども。
あの少し悪ガキっぽい悪戯がどうしても愛おしいのだ。
宇「Aさん」
『ん〜？ってうわぁっ！』
名前を呼ばれたと思ったら急に抱きしめられた。
宇「好きですよ。僕。いつも僕の悪戯にかかってくれるAさんの事が。」
『…悪戯？』宇「…そうですよ。」
宇「僕が大好きなAさんへの愛の悪戯です。」
『…うさみんってそんな事言えたんだ。』宇「…」
『えへへ///じゃぁ私からも一つ悪戯あげる。』
そう言って私はうさみんにキスをした。
うさみんはめっちゃ目を見開いて驚いてる。
そのあとすぐにいつもの悪ガキの顔に戻った。
宇「…初めての悪戯にしては攻めますね…」
『気にすんな』
宇「まぁいいですけど…基本的に悪戯するのは僕ですから。」
『あっそう。…頑張れ！』
宇「Aさんが寿命尽きるまで毎日悪戯してやりますよ。」
『えへへ。楽しみにしてる。』
Aさんは気づいてないが、これは宇佐美なりのプロポーズだった。
宇(アイツ気づいてないなぁ…まぁ、気づくまで全力で悪戯してやりますよ。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝と夜 - ピピピピさん» やっぱりそうなんですね…受験生なのは知らなかったです。復活してくれることを願っています。情報ありがとうございました！こちらの更新も楽しみにしています、頑張ってください。 (2022年12月17日 19時) (
レス) id: cb17d06cba (このIDを非表示/違反報告)
ピピピピ(プロフ) - 朝と夜さん» コメントありがとうございます！けむ=さんが受験生なので最近連絡が取れていないのでどうかは分かりませんが…おそらく削除してしまったのかなと思います。受験が終わり次第何か出してくれると嬉しいですね…こんな事しか分かりませんがお役に立てたなら幸いです。 (2022年12月17日 18時) (レス) id: fe3493d15b (このIDを非表示/違反報告)
朝と夜 - いつも面白く読ませていただいております。作品と関係のない話になってしまって申し訳ないのですが、けむ＝さんの作品ってもう削除されているのでしょうか？仲が良かったそうなので聞いてみました、不快な様でしたらスルーしていただいて構いません。 (2022年12月17日 17時) (レス) id: cb17d06cba (このIDを非表示/違反報告)
ピピピピ(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございます！本当にリクエスト答えるの遅くなっちゃってごめんなさい……こんな私で宜しければ是非けっk((( (2022年11月29日 18時) (レス) id: fe3493d15b (このIDを非表示/違反報告)
はる - 久々の更新嬉しいです(*^^*)リクエスト、何度も答えてくださりありがとうございます！もし良ければですが、「隠れて泣いているのを尾形に見られる」という話をお願いします！えっ、結婚ですか？よろこんd((( (2022年11月28日 21時) (レス) id: 09fbf55efe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピピピピ | 作成日時：2022年4月1日 18時
