名前 杉元佐一 ページ1
俺はアシリパさんと一緒に小樽のとある甘味亭に来ていた。
注文を聞きにとある少女が来た。
俺は少しその子をチラッと見た。
ひっくり返りそうになった。
あまりに君が綺麗だったから。
可愛らしい笑顔。
ほんのりピンク色に染まる頬。
俺の心臓はそれだけでノックアウトされた。
少しでいい。話してみたい。
いや…ダメだろうな。
こんな傷だらけの男に、話しかけられたら怖いだろう。
トラウマになるだろう。
だから俺はやめた。
早くここから出てあの子を忘れようと。そう思った。
注文したものを食べ終わったあと、足早に会計して店から出た。
少し未練があったなぁ…。
『そこの軍人のお兄さん！忘れ物！』
あの子の声…。
俺を呼んでいるのか？
振り返るとその子が走って寄ってきて、
『はいこれ。』
座った時にとれてしまったのだろうか。
リュックに入っている弾が落ちてしまっていた。
…という事よりも、俺はそれをわざわざ届けてくれたこの子の方が気になった。
杉「あぁ、ありがとう」
そうお礼を言った。
その女性は笑顔で少し笑ったあと、お店に帰って行こうとした。
杉「待って」
俺は何故か彼女を引き止めていた。
『？どうかしましたか？』
杉「あっ…いや…その…」
君の名前は？
その一言が喉に詰まって出てこない。
怖かった。
この子のトラウマになる事が。
でもチャンスは今しかない…
でもなぁ…
杉「…君の名前は？」
聞いてしまったぁぁぁぁぁ
この子も口をポカーンと開けて黙ってしまっている。
やってしまったと後悔して取り消そうとした。
杉「ごめん忘れ『A』…え？」
『Aです。私の名前。…貴方の名前は？』
びっくりした。彼女が笑顔で質問に答えてくれたのだ。
正直飛び上がりそうなほど嬉しかった。
杉元「俺は杉元佐一だ。その…これからも通っていいか？このお店。」
そういうとAさんはぱぁぁぁと効果音がつきそうな笑顔で、
『はい！もちろんです！佐一さん！』
と、俺の名前を呼んでくれた。
これほどに嬉しい事がこの世にあるだろうか。
俺はAさんに笑顔で手を振ってお店を後にした。
〜〜〜
貴方side
やったぁやったぁ！
一目惚れした人に名前聞いて貰えちゃった！
佐一さん。楽しみに待ってる！
〜〜〜〜
ア「杉元お前顔ニヤケすぎだぞ」
杉「ん〜？今回は許して。」
ア「杉元絶対あの女の事好きだろ。」
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朝と夜 - ピピピピさん» やっぱりそうなんですね…受験生なのは知らなかったです。復活してくれることを願っています。情報ありがとうございました！こちらの更新も楽しみにしています、頑張ってください。 (2022年12月17日 19時) (
レス) id: cb17d06cba (このIDを非表示/違反報告)
ピピピピ(プロフ) - 朝と夜さん» コメントありがとうございます！けむ=さんが受験生なので最近連絡が取れていないのでどうかは分かりませんが…おそらく削除してしまったのかなと思います。受験が終わり次第何か出してくれると嬉しいですね…こんな事しか分かりませんがお役に立てたなら幸いです。 (2022年12月17日 18時) (レス) id: fe3493d15b (このIDを非表示/違反報告)
朝と夜 - いつも面白く読ませていただいております。作品と関係のない話になってしまって申し訳ないのですが、けむ＝さんの作品ってもう削除されているのでしょうか？仲が良かったそうなので聞いてみました、不快な様でしたらスルーしていただいて構いません。 (2022年12月17日 17時) (レス) id: cb17d06cba (このIDを非表示/違反報告)
ピピピピ(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございます！本当にリクエスト答えるの遅くなっちゃってごめんなさい……こんな私で宜しければ是非けっk((( (2022年11月29日 18時) (レス) id: fe3493d15b (このIDを非表示/違反報告)
はる - 久々の更新嬉しいです(*^^*)リクエスト、何度も答えてくださりありがとうございます！もし良ければですが、「隠れて泣いているのを尾形に見られる」という話をお願いします！えっ、結婚ですか？よろこんd((( (2022年11月28日 21時) (レス) id: 09fbf55efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピピピピ | 作成日時：2022年4月1日 18時
