40.背を向けて◇Sho side ページ9
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俺と廉は互いを睨み合うように視線を絡ませていた。
そんな時だ。
"通してください"と声を上げながら俺たちを囲っている人だかりの間をくぐり抜けるようにしてAは俺たちの所へ来た。
「ちょっとっ、廉何してんの！？」
「なんや、そんな怖い顔して」
慌てた様子でやってきた君が呼んだのは俺の名前ではなく廉やった。
俺の方を見ようともしないAに、俺なんか見えてないような廉に、やるせない気持ちになった。
「…俺、教室戻るわ」
俺は沈黙を破るように言った。
これ以上二人を見たくなくて
これ以上この場所に居たくなくて
君に背を向けて
君が教えてくれた非常階段へと向かった。
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マコ(プロフ) - 平野 優菜さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて良かったです！ (2016年10月30日 1時) (
レス) id: 8d15300b5c (このIDを非表示/違反報告)
平野 優菜 - めっちゃ面白かったです♪ (2016年10月29日 23時) (レス) id: 594b864e49 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 萌里さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！ (2016年9月2日 7時) (レス) id: d2a2057593 (このIDを非表示/違反報告)
萌里(プロフ) - 面白いです！更新まってます！ (2016年9月2日 6時) (レス) id: 0654e518b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マコ
| 作成日時：2016年9月2日 3時
