45.自分の気持ち ページ14
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その瞬間ふわっと廉の香りに包まれる。
「…っちょっと、離してよ」
「俺じゃダメ？
…また前みたいに、ずっと俺の隣に居てほしい」
前までの私だったら迷わず廉を選んでいただろう。
そしてきっと抵抗なんかしないで廉に身を預けていたはずだ。
………でも、
「ごめん。私、」
私がそう言うと廉はゆっくりと私を抱きしめていた腕を離した。
「…なんや、やっぱアイツが好きなん？」
わからない。
でも私が求めていた温もりはきっと、廉ではない。
「ごめんなさい。
紫耀のことは自分でもわからない。
でも、…廉とは付き合えない。」
"そっか"と言った廉はなんだか小さく見えた。
「早く自分の気持ちに気づけるといいな。
お前鈍感やから、まだ少し時間かかると思うけど。」
そう言って廉は私の頭にポンと掌を乗せた。
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マコ(プロフ) - 平野 優菜さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて良かったです！ (2016年10月30日 1時) (
レス) id: 8d15300b5c (このIDを非表示/違反報告)
平野 優菜 - めっちゃ面白かったです♪ (2016年10月29日 23時) (レス) id: 594b864e49 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 萌里さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！ (2016年9月2日 7時) (レス) id: d2a2057593 (このIDを非表示/違反報告)
萌里(プロフ) - 面白いです！更新まってます！ (2016年9月2日 6時) (レス) id: 0654e518b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マコ
| 作成日時：2016年9月2日 3時
