42.それぞれの ◇Genki side ページ11
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紫耀は飲み物を買いに行くと言って教室を出て行ったきり戻ってこなかった。
紫耀と一緒に帰る約束してたけど…ま、いっか。
下駄箱で靴を履き替えていた時だった。
「うっわ！！玄樹やん！」
そこには廉がいた。
「偶然だね、久しぶり。」
「玄樹は更に女子っぽくなったんちゃう？」
なんてからかい口調で言ってくる。
廉だけじゃなくっていろんな人に女子っぽいってよく言われるけど、自分ではわかんないや。
「廉はこれから帰るの？」
「おん！よかったら一緒に帰らへん？」
*
「聞いてや、俺な、今日転校してきたのにもう有名人になってもうたわ」
廉は苦笑気味に俺に話した。
「あー…噂で聞いたよ。紫耀とAと揉めただかなんだか…。」
「まあ揉めたっていうと大げさやな。
てかね、…俺さぁ、Aのことやっぱ好きなまんまやったわ」
知ってるよ。
廉がAを好きなことなんて、中学生のころから知ってた。
でも俺はAを思う紫耀の気持ちだって知ってるんだ。
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マコ(プロフ) - 平野 優菜さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて良かったです！ (2016年10月30日 1時) (
レス) id: 8d15300b5c (このIDを非表示/違反報告)
平野 優菜 - めっちゃ面白かったです♪ (2016年10月29日 23時) (レス) id: 594b864e49 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 萌里さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！ (2016年9月2日 7時) (レス) id: d2a2057593 (このIDを非表示/違反報告)
萌里(プロフ) - 面白いです！更新まってます！ (2016年9月2日 6時) (レス) id: 0654e518b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マコ
| 作成日時：2016年9月2日 3時
