Episode 31 ページ32
°
「わあ…大きいお屋敷だね…」
「本当…おじさん大丈夫?」
「任せろ!この名探偵毛利小五郎に解けない謎はない!」
Original
〜 紅玉の壺 編〜
着いたのは大きい日本庭園があるお屋敷だった。それは広大な敷地面積の古風なもので、中に入ったら迷子になりそうなくらいだった。
「おお、よく来てくださいました毛利様…こちらへ」
屋敷の玄関の前に現れたおじいさんに案内され、どこかの和室に入り、机を囲んで座る。
おじいさんは少々お待ちください、と言って去っていった。
「すごい襖絵…」
蘭が感嘆の声をあげる。
そこには襖に鳳凰(ほうおう)のようなものが描かれていた。水墨画のようで、精度も高かった。
「で、おじさん…依頼内容は何なの?」
おじさんにそう聞くと、ため息をつきながら言った。
「それがわからねぇんだよ…手紙で力を貸してほしいと言われただけでさ。報酬のお金がよかったから来ちまったけどな」
「あ、そう…」
(本当に大丈夫なのかなあ…)
未だにAは疑っている。が、この屋敷だったらきっとイタズラではないだろう、と考えて始めていた。
そこで襖が開く。
「失礼します…毛利小五郎さん、ですよね?」
「はい!名探偵の毛利小五郎です!」
(名探偵…はは…)
入って来たのは夫婦らしき2人。
年齢は、40〜50代くらいだろうか。
2人はお辞儀をし、腰を下ろす。
「手紙にも書いた通り、北条と申します。こちらは北条泰典(やすのり)といって、私は妻の早苗(さなえ)です」
「泰典さんに、早苗さんですか…。こちらは娘の蘭と、居候のコナンと、蘭の友人のAです。Aはこの私には及ばなくても頭が切れるので頼りにしてください!」
(あはは…)
バシバシと背中を叩かれるA。
「で、本題ですが…その依頼の内容っていうのは…?」
「それが、こちらなんですけど…」
早苗さんが机に一枚の紙を広げる。
コナンも前のめりになって見ようとする。
「…こ、これは…!!」
小五郎が驚きの声をあげる。
それにつられ、Aも紙に書いてある文章を読むと…
「えっ、これって…!」
Aは目を大きく見開く。そこにあったのは、あの紳士な台詞と定番のマーク。
「怪盗キッド…!」
145人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
crown - ありがとうございます(’-’*)♪ (2015年2月12日 20時) (レス) id: eb982f7f43 (このIDを非表示/違反報告)
Maria(プロフ) - crownさん» わかりました!拝見させていただきます(^^) (2015年2月11日 23時) (レス) id: 84670edd74 (このIDを非表示/違反報告)
crown - もし良かったら、私の作品も見てくださいm(__)m 小説は2つあるんですが、初作品は無視で(笑) 今は名探偵コナンの小説を書いてます。 駄作ですがお暇があれば、見てくれると嬉しいです(*^^*) (2015年2月11日 17時) (レス) id: eb982f7f43 (このIDを非表示/違反報告)
Maria(プロフ) - crownさん» わ!ありがとうございます!!嬉しい…!!いえいえ、初めてなのでわからないことたくさんですよ〜(笑)作品は書きたいときに書くもんですよ!無理して書く必要はないと思います!応援ありがとうございます(^^)!また頑張れそうです!これからもよろしくお願いします! (2015年2月10日 23時) (レス) id: 84670edd74 (このIDを非表示/違反報告)
crown - いつも見させて貰ってます(^^) すっごく面白いです♪ 初めてでここまで書けるなんてすごい! 私なんか、初作品すっぽかしてしまいましたよ(笑) いつも応援しています! 頑張ってください(^^)/ (2015年2月10日 21時) (レス) id: eb982f7f43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Maria | 作成日時:2015年1月18日 19時