星の欠片が６４ ページ16
『暇…だな』
一期様から言われた通り、今日は、部屋から出ないよう
本などを、読んでいたが…時間は全然進まない
「…」
『ふぁ…』
体が少し、怠い…
こんな日はゆっくり、外でお茶したいな……
「…ひ……は」
『？』
ふと、外から声が、聞こえた
鶴丸様かな？
障子位は…開けていい、よね
『鶴丸様ですか？』
そっと戸を開けると
見知らない景色が、目の前に広がる
『ここ、は？』
「良かった…白(ﾊｸ)
急に倒れるからビックリしたよ」
『零様…』
あ、れ？
誰だっけこの人、零様って…
零「ふふ、白
そろそろ戻ろう、貼れては困るからね」
『っ、零様…やはり私と貴方では身分が違いすぎますｯ
ですから…』
何、言ってるの？
そう言えば服も違う
零「大丈夫、白が気にすることはない
また会いに来る、それまでだから待ってて」
キツく抱き締められる体
ん？懐かしい…
私は、この人に何回も抱き締められてる
嗚呼、暖かい…
「このっ、くそ女ｯ」
頬を思い切り叩かれる
場所も変わってる…暗くて土の香り、蝋燭の淡い光が、微かに辺りを照してる
地下牢？
「アンタ見たいな女が零様に似合う訳ｯ
零様をたぶらかすなっ、この化け物っ！！」
『っ、華織様、お辞め下さいｯ』
華織「あの人の子なんか生ませないわっ
私が生むのっ、お前なんかに、化け物なんかに生ませるものかぁ！！」
叩かれて、蹴られて
綺麗な着物に身を包んだ綺麗な女性
零様って人も、綺麗な着物を着ていたな
零「白！！！！」
「零、様…どうせなら貴方の子を生みたかった…」
零「白っ」
「子を身籠れて良かった」
『(ﾎﾟﾛｯ』
気付けば何時もの本丸の、庭の景色だった
頬から落ちる欠片が雫のように思えた
ﾋﾟｰｯ
「雫石A、至急刀剣男士を連れ現世へ御越しください」
政府からのアナウンスが私の部屋で鳴る
『っ、刀剣男士に言い渡します
至急戦闘服に着替えて現世ゲートへ』
絵麻ちゃんに憑いてたのはあの人、だったんだ…
なら、なら…
急がなくちゃ、皆が危ない
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蓮 - とても感動してます。更新待ってます頑張ってください！！！ (2017年3月30日 10時) (
レス) id: 3bf80e02d8 (このIDを非表示/違反報告)
ｍｏｒｉｒｉｎ - 人間失格さん» 楽しみにしていただいてとても嬉しい限りです^^更新頑張りますね (2017年3月30日 8時) (レス) id: bdc0c02cda (このIDを非表示/違反報告)
人間失格(プロフ) - とっても泣けます！これからも楽しみにしてます！ 更新頑張ってください！ (2017年3月29日 16時) (レス) id: a3e4fe065e (このIDを非表示/違反報告)
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