奇病少女は兄達から離れて審神者になりました

星の欠片が６１ ページ13

一期「Aさん」




『…はい』




本丸にて


現世から此処へ帰り、ついたのは19時


そして、私が一期様と約束をした、門限は18時




一期「貴方は、また、門限を、破ってっ！！」




只今粟田口、の兄、一期様に怒られています




乱「一兄、そんな怒んないであげて！！


僕がカフェでケーキ一杯食べちゃったから遅れたの…」




今剣「ぼ、ぼくもわるかったのです！！」




一期「む、ですが門限は守るもの


Aさんには明日部屋から出てはなりません！！」




『え、あ…はい』




結構、軽い刑だったな


あれ？でも明日って、何かあった気がする…




鶴丸「A！！一期の説教が終わったから、庭へ行こう！！」




一期「あ、コラ！！」




突然現れた、鶴丸様により、庭へと運ばれる


私はこの時間帯…庭に出ては霊力を使い、本丸全体の結界を張る


それを見た鶴丸様は、驚きと、美しさに惚れた？らしく


毎回、見に来るのである




三日月「ハッハッハッ、鶯や


そのくらいにしてやらんか」




長谷部「はぁ、頭が痛い」




鶯丸「む、何故頭を痛めるのだ」




薬研「お、Aが来たぞ」




石切丸「やぁ、A


一期君の説教は終わったんだね」




縁側には色々な刀剣様が、揃っている


宴ではない、のに、お酒出してるし…




鶴丸「さ、A


今日も見してくれ！！」




『えぇ』




少し呆れながら、桜の下まで行き、目を瞑る


今宵も…星が輝く綺麗な夜




『ｽｩ…


守結界』




その言葉を言うと本丸が、一瞬、薄い白いベールのような物に、包まれ


また夜空が顔を、覗かせる


その時だけ、私の回りは桜の花びらが舞う


これは、どうしてかな？

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