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うそ、だ……。
だって2人が心中だなんてそんな事は有り得ない
｢ほ、んとうに、心中だったんですか？｣
『さぁ？けど彼女は男と離れたくなかったから一緒に死にたいって言って亡くなったって聞いたよ』
ホントかどうかは分からないけどね、と
髪の毛を弄るAさんは本当に覚えていない
俺の知らない彼女と無惨の過去を知った。
それはきっと実際にあった出来事ですよ
それは前世での出来事ですよ
それは心中なんかじゃないんですよ
だって、あなたの最期は…ｯ
｢炭治郎！！｣
｢っ！｣
｢…｣
あぁ、ごめん。ごめんな。
この人に記憶が無いって知った
その日に約束したもんな。
絶対に思い出させない、
思い出すような行動や言葉はしないって
『顔色が悪いよ？もう家に帰った方がいいんじゃない？元々竈門君は点数よかったし』
｢だいじょうぶ、です。受けさせてください｣
『…君がそう言うならいいけど、無理はしないでね』
｢はい｣
不安、困惑、緊張などの匂いと共に怒りも加わる
その怒りを出しているのは善逸だ。
お前はいっとうAさんの事を
最期まで慕っていたもんな
善逸が｢あ、｣と声を出した
｢Aさんの首、ネックレスですか？｣
『先生ね。うん、バレた？』
クスッと桜が舞うように笑ったAさんは
首元から銀色のチェーンを引っ張り見せてくれた
そこには丸い赤い石とシルバーの指輪が通されていた
『彼氏いるんだけどね』
｢え、先生カレシいたんですか？！？！｣
『いるよー、その人がくれたの。彼の瞳と同じ色でね
これ付けて学校に行けって言われてるんだ』
瞳が、赤い…？
善逸も引っかかったようで
彼氏さんのヒントを頂戴とせがんでる
『ワカメみたいな髪の毛かな。…ふふっ』
鬼舞辻無惨だ。
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つあ - 鬼と人、どちらもとても素晴らしい作品でした！この作品にとても引き込まれました。この作品を作った作者様の文才に惚れます！！ 読んでるとき、とても楽しかったです。素晴らしい時間をありがとうございました！次の作品も楽しみにしていますね！ (2020年9月23日 21時) (
レス) id: 50e3ee0ebb (このIDを非表示/違反報告)
こよみ(プロフ) - みづきさん» 作品を見つけ、読んでくださり喜悦しました。他作に連載中のがございますのでそちらも今後も読んでくださると嬉しいです。私の方こそコメントを送っていただきありがとうございます。 (2020年5月4日 1時) (レス) id: 1c06e5faff (このIDを非表示/違反報告)
こよみ(プロフ) - みづきさん» 我ながら結構長いものだと思いますが、全作読んでくださりありがとうございました。私自身も鬼舞辻無惨の夢小説を探してましたが当時は今よりも少なく悲しい思いをしまして、求めるものがないのなら作ってしまおうとこの作品を作りました。同じような事を思った方がこの (2020年5月4日 1時) (レス) id: 1c06e5faff (このIDを非表示/違反報告)
みづき - 全作拝読いたしました。鬼舞辻無惨の夢小説が思っていたより少なく、このお話を見つけられて本当に良かったです。涙を堪えながら一気に読み進めてしまいました。素敵な作品、ありがとうございます。 (2020年5月1日 18時) (レス) id: 684920ac9f (このIDを非表示/違反報告)
こよみ(プロフ) - 美月さん» そう言って頂けると 色々と拘って頑張ったかいがありました。この夢小説が美月さんにとって良い時間となったのなら、この上なく嬉しく思います。こちらこそ、とても長いお話を読んでくださりありがとうございました！ (2020年3月27日 23時) (レス) id: 1c06e5faff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こよみ | 作成日時：2020年2月1日 18時
