←84話 ページ34
朝、今日は私たちと一緒に帰りますと両手を包まれて復唱させられた
なんなら休み時間になる度に言ってくる
「わかった?」
『わかってるよ。今日はクララちゃん達と一緒に帰ります。忘れてないよ』
「ヨシ!」
それだけ言うと、クララちゃんは入間くんのところに行って敬礼した。
おそらく報告して参りました〜的な事を言っているんだろう
「なんだか今日はいつもと様子が違いますね」
「そうね〜、サプライズでもするのかしら?」
『どちらにしろ、何か隠している事には変わりないね』
入間くんも授業中そわそわしてるし、私に何かを仕掛けようとしているのは丸分かり
こういうのっていつも通りにしないと直ぐバレちゃうよ
『そういえばケロリちゃん、昨日休んでたけど大丈夫?風邪?』
「いっ、いえ!!ちょっと家の用事が…」
『そっか!体調崩してないのならよかった』
昨日入間くんがクロムちゃんのライブに行ったみたいで、夕飯の時に話してくれたんだよね〜
なんて話していると、ジャズ君が話しかけてきた
そして私は手を出す
『筆箱、返して?』
「バレちゃった☆」
『バレちゃったじゃないのよ?』
筆箱を受け取って机に置いて、『悪い事をするお手手はどこかな〜?』とジャズ君の両手を掴んだ
『つーかまえたっ♡』
「っ、、捕まっちゃった」
…
入間くんに、先に校門の前で待っててと言われたので待っていると、アスモデウス君が来た
2人は?と聞くも、急用が出来たそう
ス魔ホを見れば魔インが着てて、入間くんは用務員のお手伝い。クララちゃんはカムカムさんに用があるから先に帰っててと書かれてあった。
そうか、今日の不自然な様子はこの事だったのか…
『わかった。それじゃ』
「えっ…」
『なに?』
「一緒に、帰らないのか…?」
うん、帰らないよ?
その言葉に傷付く彼。
私の方が傷付きましたけどね(根に持つタイプ)。
だって貴方の大好きな入間くんいないしクララちゃんもいない。
私は歩いて帰るから、元々飛べる貴方にも徒歩を強いるってなると効率悪いでしょ?
それでも何か言いたげな彼に、『それに』と続けた
『貴方は“4人で共に過ごしたい“んでしょ?』
あの2人が居ないのなら
『じゃ』と足を1歩踏み出すと、物陰から入間くんとクララちゃんが出てきた
なんだ、いるじゃない。
1020人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - めちゃくちゃ面白くてどきどきしながら読んでます! 少し気になったのですが、62話のアズ君のセリフで「鎮火」って言ってるんですが、鎮火だと火が消えちゃってませんか…? 原作が手元に無いので、もしわざとだったらごめんなさい! (3月31日 22時) (レス) @page12 id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
あなご先生でっs((殴 - めっちゃ面白いです!! 夢主ちゃん場所変わってほしい!! 続きも頑張ってください (6月24日 18時) (レス) id: 255b6d8fef (このIDを非表示/違反報告)
こよみ(プロフ) - れいさん» 一気読みありがとうございます〜!!!熱中して頂き、感無量です!!続きは今夜くらいに公開しようと思ってるので、今後とも楽しんでいただけたらと思います!! (2023年4月8日 12時) (レス) id: eff6bba7cd (このIDを非表示/違反報告)
れい - 初コメ失礼します!!一気読みしちゃいました!すごい面白くて熱中しちゃいました笑笑続き楽しみにしてます!! (2023年4月3日 18時) (レス) id: a32312a24f (このIDを非表示/違反報告)
こよみ(プロフ) - ネズミさん» 一気見ありがとうございます!!嬉しくて舞い上がってます!!続きも楽しみにしててください!話の展開が遅くて超長編になりそうですがお付き合いいただけると嬉しいです!!体調に気をつけながら頑張ります!!💪('ω'💪) (2023年3月22日 23時) (レス) id: eff6bba7cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こよみ | 作成日時:2023年1月4日 0時