貴方はカモ

25話 fin ページ46

朝ごはんを作ってたら好きな匂いに包まれた



善逸さんに抱きつかれるの好きだな





『あぶないよ』

「んー、好き」

『話聞いてる？』








。




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。



善逸さんの髪は長い


だから一つ結びにするんだけどいつも私が結ってる


逆に私の髪は彼が結ってくれる




『はい出来た』

「ありがとう！」

『どういたしまして』



。



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「お母さぁん♡」

「あっコラ！Aちゃんは俺の奥さんなの！俺のなの！なーんでいっつも優一郎君は俺よりもAちゃんとイチャイチャしてんのズルい！！！！」

「だって父さんはずっと任務だろ？母さんずっと寂しがってるの知らないのかよ」

「まって寂しがってるの知ってたけどめちゃくちゃ可愛いんだけど？！？！あと反抗期早くない？！」

『ちょっと優！！それは内緒って言ったでしょ！』




子供も授かった

元気な男の子。名前は我妻優一郎

善逸さんのように優しい子になって欲しくって付けた名だ






。




。




。




「準備できた？」

『うん、おわったよ。行こっか』





今日は結婚記念日10年目






「「行ってらっしゃいませ。鳴柱様、奥様」」




「ありがとう」
『それじゃあ、美結ちゃん。優一郎の事よろしくね』



「畏まりました」

「お母さん気をつけてね〜！」

「俺は？！」

「父さんもー」

「棒読みなんだけど俺父親だよね？！？！」




美結ちゃんとも仲良くなった。

いきなり忠誠を誓いますと言ってきた時は驚いたよ



あと優一郎は普段あんなだけど本当はお父さん大好きっ子なんだよ。




『「行ってきます」』









人生何があるか解らない




けど、


私の歩んできた人生は幸せだと思う



色んなことがあってもなお、それら含めて



幸せだと思う









＿＿ただいま


この家に帰れることの幸せを伝えたい

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