ミツとオレとの関係性

ギャップ ページ5

そんなところも
ミツの魅力の１つなのかも



まぁこれは 近くにいないと
分かんないギャップだけどさ




でも



チャラそうに見えて
性格は真っ直ぐだし 熱いし









「 北山 可愛いね 、女子みたいだね 」





またまた とあるコーナーでのこと



ハロウィンだからって仮装することになり
みんながコスチュームを選んでた時だった






先輩の笑い声が聞こえて
振り返れば




明らかに 先輩がつけさせたんだろうけど
猫耳をかぶったミツがいた






…… うわ 、本当に女の子だ






「 うはは！いいじゃん ミツ 」



近くにいたわったーが
ウケながら褒める







「 笑いながら褒められたって嬉しくねーわ 」





とミツはわったーにツッコミながらも
さっさと猫耳をとった 。






「 えー それにしないの？ 」





と先輩に言われ
ミツは にこっと笑う






「 オレ もう決めてたのあるんで 」





そう言って 何かを手に取り



「 んじゃ 行ってきますね 」と
着替えに行った 。






「 猫耳似合ってたくない？あいつ 」





そんな先輩の言葉に
オレもわったーも頷く







「 でも ミツは多分 ふざける方に走りますよ 」




とわったーの言葉に
そうだろうなぁとオレも思う





こういう時 女子にきゃーきゃー
言われるのもを選ばないのがミツだ







「 肝心な時ふざけるもんなぁ 照れ隠しかね 」



と先輩は笑う 。






「 あいつ 中身はあんなんだけど 見た目は女の子に近いからね 。可愛い系ってゆーの？童顔だし 」






…… 確かに ミツは童顔だし
黙ってたら 可愛い系だな 。






「 性格 めっちゃ男臭いですけどね 」




とわったーの言葉に
オレも先輩も笑ってると





「 うわ 、ミツ どうしたの 」





と不安そうな声が 。
……多分 この声の主は がっちゃん





すると ミツの陽気な声が
聞こえてきた 。






「 いー感じだろ？」





…… どんな感じになったのか
振り返って 人混みを見つめると





ピエロ姿になったミツが
Jr を避けながらこっちにきた 。






「 …… へぇ 」




先輩の第一声がこれ
冷静にミツを見ては笑う




なんでこんな選択した？
というように 。




でも オレも同感





みんながみんな 仮装して
ファンにウケが良いように



考え抜いて かっこよさ求めて
仮装してるのに



ミツは みんなと真逆の道を
行ったようだ。

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