向日葵 . 2 (ページ3)

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STORY.49 ページ3

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紫耀と毛布にくるまって
ああもうすぐ1年も終わるね～なんて
言ってたら
テレビからカウントダウンの声が聞こえる

"3ー！2ー！1ー！
HAPPY NEW YEARーー！！"

｢あけましておめでとう、紫耀｣

｢おめでとう｣

｢今年も1年よろしく｣

｢こちらこそ、
毎年おめでとうって言えたらいいね｣

そう言って私の髪を手でといていく紫耀、

ああ本当にこれからもずっと
紫耀と今年もよろしくねって言えたらいいなあ

｢なんか眠くなってきたな～｣

｢そうだね、もう寝る？？｣

｢そうする｣

｢紫耀ベット使って、
私ソファーで寝るよ｣

｢いやいや、あかんよ
女の子は体冷やしたらあかんの｣

｢いやでも…｣

はいはいって私の背中を軽く押して
ベットまで連れて行く紫耀

申し訳ないなと思いつつも
優しさに甘えることにした

｢おやすみ｣

そう一言言うとソファーに戻って行った

朝起きて時計を見ると
8時を指す針

そろそろ起きなきゃ…

紫耀を起こさないように
朝ご飯を作りにキッチンへ向かう

朝ご飯を作っていると
背中が暖かくなって
耳元で｢おはよう｣って聞こえて
少しくすぐったい

｢おはよう、紫耀｣

｢…寒い｣

｢大丈夫？風邪ひいちゃうから
布団入ってていいよ｣

｢ううん、大丈夫
何か手伝う事ある？｣

｢紫耀寝起きだから大丈夫だよ
もうすぐ作り終わるし…
あっちで待ってて｣

｢そっか、｣

そう言ってもなかなか離れない紫耀

｢紫耀、ご飯作りにくいよ｣

｢…いいやん｣

｢良くないよ、あっちで待ってて｣

｢んー、｣

そう言ってソファーに横になる

｢今日初詣行くんだから寝ちゃだめだよ｣

｢んー、｣

ああこれ寝ちゃうやつだな、
後で起こせばいっか

初詣……楽しみだな