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STORY.19 ページ19

貴女side








「あ!A!」



放課後、保健室から出ると廉が駆け寄ってきた







「もう大丈夫なん?」



「うん…ありがとう。廉」



「はぁ〜。心配したわー。
どこおんねんろって探してたら、倒れてるんやもん。」



「ほんまにごめんね。心配かけて……。」








廉はふって微笑むと



私の頭をぽんぽんして



帰ろかって 横に並んで歩き出した









「てゆうか、なんで倒れてたん?貧血?」



「……過労、やって」



「まじで?なんやそれ。睡眠不足とか?」



「確かに最近、眠れて…へん…かも……。」









廉は一瞬



なんで?って 聞こうとしたけど



ううんって首を振って



また前を向いて歩き出す









廉も 知ってるんかな



紫耀が 学校に来なくなったこと









私の家まで送ってくれて



別れ際






「なんかあったら、いつでも言えよ」







それだけ言って 帰って行った







もう 紫耀のことは忘れよう


好きだったのは きっと 私だけ


紫耀はなんとも思ってなくて


ただの"ともだち"やったんやから

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ないと - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年11月2日 22時) (レス) id: a081d20ce8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KiKiRaRa ゚ | 作成日時:2017年10月17日 19時

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