検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:23,805 hit

STORY.14 ページ14

貴方side









ある日の事


いつものように屋上に行って

帰ろうと思い、下駄箱へ向かった



紫耀はもう少し居るみたい









.









…ない。









.









靴がない









靴を下駄箱に入れ忘れるなんて

そんな事する訳がない









.







…隠されたのかな









.









心当たりはあった



廉はこの学校で1番モテる、

紫耀だって顔だけで言うと

廉と同じぐらいイケメンだってみんな言ってたよね



きっとそれだ

そりゃあ良くも思わない人も居るだろう









どうやって帰ろう…



そんな事を考えていたら

後ろから笑い声がする



聞き覚えがある



この声……


後ろを振り返る









やっぱり…









.








.









私を見ながらくすくす笑っていた女子数名は

私が紫耀と休み時間を過ごすようになる前

ずっと一緒に居た子達だった









なんで。

一緒に居る時間は少なくなったけど

でもずっと友達だって信じてたのに









.









私は1人玄関に立ち尽くし

泣いていた









.









「なにしてんの」









.









私の後ろから声がする









.









.









廉、








.









.








靴を隠したであろう人達は

廉を見て逃げてった









永「…なんで泣いてんの、大丈夫?」


貴「うん、別に大したことじゃないの、大丈夫」









.









.









気づいたら

私は廉の腕の中にいた









.









.









.









永「なあ、俺の前では強がらんといて」



貴「…靴が、ないの」



永「…え?理由は?心当たりないん?」



貴「………ない」









紫耀と廉が理由だなんて

そんな事口が裂けても言えない








永「よし!!探そ!!!」



貴「え?」



永「俺も一緒に探すから!!
やからもうそんな顔すんな」









そう言って廉は靴を探しだした



廉、ありがとう



そう心の中で呟いて

私も靴を探した









.








永「A!!あった!!!」



貴「うそ…」



永「ほら!」









と言って

泥だらけの顔で廉はすごい嬉しそうな顔をしてた

STORY.15→←STORY.13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ないと - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年11月2日 22時) (レス) id: a081d20ce8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KiKiRaRa ゚ | 作成日時:2017年10月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。