第44話 ページ5
゛私はこの人を知っている。゛
｀私はこんな人は知らない。´
゛みんなが憧れる平和の象徴。゛
` こけた頬、細々とした頼りない身体。´
゛でも、その眼には、決して失われることのない強い光があって。゛
`強く、光り輝いているのだ。´
゛だから私は゛
`あなたを間違えなかった。´
ｵｰﾙ｢...誰のことかな？｣
『とぼけないで下さい、平和の象徴、ナンバーワンヒーロー、オールマイト。』
ｵｰﾙ｢!!??｣
目の前のその人は、さっきよりも大きくビクリと身体を震わせる。
ｵｰﾙ｢何故、分かったんだい？｣
真っ直ぐにこちらを見据え、投げかけてくる質問。
何故？
何故だろう...？
『わかりません。でも、あなたは貴方だ。』
ｵｰﾙ｢？｣
『きっと皆は貴方を見たって、平和の象徴だとは思わない。そうでしょう？』
ｵｰﾙ｢ああ。｣
『でも、きっとそれが貴方の本当の姿。
決して折れない平和の象徴などありはしない。
栄枯盛衰、人はいずれ衰え、新しい世代が次の時代を作る。
永遠などありはしない。
絶対などありはしない。
世界は移り変わっていく。
そして、歴史を積み上げていく。
そうして人は生きてきた。
次の世代に力を託して。』
゛なら、あなたの次は誰？゛
そう言おうと思ったが口を
その次が誰かなど誰もわからない
世界は、可能性で溢れている。
もし、貴方の力を受け継ぐ者がいたとしても
もし、新しい力の持ち主が貴方の次を継いだとしても
その人が貴方ほど、世界を救えるか
そんなことは誰にもわからない
『その姿なら、貴方ももう終わってしまうのですね。』
ｵｰﾙ｢ああ、でもきっと誰かが私の次を受け継いでくれる。｣
確信を持った、力強い言葉。
『そう、なら良かった。』
決して揺るがない、強い瞳。
それでこそ、あの子のヒーロー
『頑張って下さい、平和の象徴 オールマイト。』
ｵｰﾙ｢ありがとう。｣
そう言い残し互いにその場を後にした。
そして気付く
『...迷子...再び！！』
────────────────────────
その後、また会ったイレイザーヘッドに道を教えてもらいましたとさ。
相｢馬鹿かお前は...！！｣
『すみません。』
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ペンドラー(プロフ) - ありがとうございます、そう言って貰えるととても嬉しいです！！ (2019年11月10日 23時) (
レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ひるた - 注意書などがとても丁寧なので嬉しいです。これからもがんばってください！ 作者さんも小説も大好きです! (2019年11月10日 23時) (レス) id: 5874f3a350 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - ひるたさん» 何度もすいません！ありがとうございます、直してきました！！ (2019年11月10日 23時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
ひるた - 59話の笑顔をには、をがいらないと思います。すみませんでした！ (2019年11月10日 22時) (レス) id: 5874f3a350 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー(プロフ) - コメント有難うございます！夢主ちゃん、これがどんどん成長していきますので、暖かい目でみまもってくださると幸いです！ (2018年10月13日 10時) (レス) id: 4520c74fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンドラー | 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月4日 19時
