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健『俺、康二くんと元々同じ職場だったんよ。』
「え…?関西の…?ヒクッ」
健『せやで〜
元々俺、小児科のお医者さんやったんよ。』
「え、?」
健『せやからな、今耳鼻科では小児専門みたいな感じになっとるんよ。』
「そうだったんだ…
だからあんなに優しかったんだ…」
健『時々会っとって、その時に麗来ちゃんの話も聞いたりしてたんよ。
康二くん、麗来ちゃんはホンマにお利口さんでな、偉い子で心が優しい子なんよって会う度に言ってたから、さっき入ってきた時康二くんのところの麗来ちゃんやん!ってなったんよ笑』
「んふふっ、康二くん面白いですね。」
健『お、やっと笑顔見れた〜』
「…先生、私…頑張れます。だからお願いします。」
健『ん、お願いされました〜笑
そうしたら、さっきと同じように椅子の後ろに頭ぺったんこしよな〜』
「は、はい…」
健『初めに喉に麻酔のスプレーするからな。
これゴックンしないようにちょっと我慢やで〜』
「…ん、」
健『ちょっと器具だけ準備するから、カチャカチャ音なるけどやる時1個1個説明してからやるからな〜
俊介、舌圧子と11番準備して。』
俊『はい!』
「…ギュッ…グスッグスッ」
赤『大丈夫。先生ついてるよ。』
健『泣いてもええからな〜
こんなん泣かへん方がビビるわ笑』
俊『用意出来ました。』
健『ん、ありがとう。
麗来ちゃん、頑張ろな〜
ちょっと危ないからもう1人固定付けてええかな?』
「…じくんが…」
健『ん?』
「康二くんがいいです…」
健『え?康二くん?』
俊『コクッ、
麗来ちゃん、康二くんに連絡とってみるね!
ちょっと待っててね』
ガラガラ
橙『麗来ちゃん!?どないしたんよ!?』
健『扁桃周囲膿瘍で今から治療するんです。
麗来ちゃん直々のご指名で康二くんに固定頼みたくて…』
橙『そんなんお安い御用やで!
麗来ちゃん、俺どこ居ったらええ?』
「ここ…」
橙『ここな?了解!
ちょっと体触んで〜』
健『ほんなら、始めよか〜
お口開けて〜
ちょっとガリガリ君の棒入るよ〜
ごめんな、苦しいやんな。
この器具でちょっと切るからな、痛いで〜頑張るよ〜』
「…!!んあ"ぁぁぁぁぁぁ!いはあ"ぁぁぁぁ!」
めっちゃ体に力入ってる…頑張れぇ…
健『痛いやんな…一旦膿吸うから体の力抜いててええよ〜』
「んぁぁぁぁ、いだぁい、」
赤『偉い偉い。頑張れてるからね。』ナデナデ
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詞音(プロフ) - 華さん» リクエストありがとうございました!これからも末永くよろしくお願いいたしますm(_ _)m (12月17日 21時) (レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
詞音(プロフ) - 華さん» 返信が遅くなってしまいすみません💦お時間を少しいただきますが、書かせていただきます! (12月14日 20時) (レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - リクエストお願いします!!!長期入院やつらい治療で精神的に辛くなっていき笑えなくなってしまった夢主ちゃんにゆっくり寄り添いながらだんだんと回復させていくお話が見たいです (12月12日 22時) (レス) id: 381accaf09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詞音 x他1人 | 作成日時:2023年12月4日 7時