・ ページ29
俊『麗来ちゃん？』
「ﾊｱｯﾊｱｯ、ｯｸﾞｽｯ、」
健『麗来ちゃん、大丈夫やで〜
ちょっと怖くなってしもたな。』
「ごめん…ﾊｱｯﾊｱｯ、なさい、」
健『謝らんでいいよ〜
ごめん、ブランケット持ってきてもらってええ？』
俊『分かりました！』
健『麗来ちゃん、苦しいなぁ。
今吐く量が多いから吸う方に意識集中させるで〜？
ゆーっくり吸って〜…うん、上手に出来てんで〜』
俊『ブランケット持ってきました！』
健『ありがとう！
麗来ちゃん、上手に出来てるからな〜
ゆーっくり…』
「ｯﾊｧｯ…ｽｰｯ…ﾌｩ」
健『少し落ち着いたかな？
クラクラしとらん？』
「はい、大丈夫です…ﾌｩ…」
健『お、それは良かった。
ちょっと心の準備追い付かなかったな。』
「…ごめん、なさい…ｸﾞｽｯ」
健『おぉ、泣かせてしもた…
謝らんでええんよ？麗来ちゃんはちゃんと頑張ろうとしとったやろ？』
「でも、迷惑…ｸﾞｽｯ」
健『麗来ちゃん、お利口さんやなぁ〜
でもな、迷惑かけてもええやん！
麗来ちゃん、まだ子供やねん。子供は迷惑かけてなんぼやで？
俺もな、よく中耳炎とかなる子供でな？
耳鼻科の常連さんやったんよ。
その当時は怖いし痛いしで先生のことめっちゃ蹴ったり、叩いたりしとった笑
でも、そこの先生は怒らへんかった。
子供は迷惑かけてなんぼ。こんなん子供の方が痛いに決まっとるから、俺らはその痛みを理解することで、子供と接することが出来るって教えてくれてな。
そこからお医者さんなりたいなぁ〜って思ったんよ。』
「…凄いですね…
なんか、頑張れるかもしれない…です。」
健『え！麗来ちゃん凄いやん！』
俊『あ、それじゃあ宮舘さん！麗来ちゃんの手握っててもらっても良いですか？
麗来ちゃん、もし怖いのが出てきて我慢出来なくなったら、宮舘さんの手ぎゅーってしてくれる？』
「ｺｸｯ…ﾌｩ」
赤『分かりました。
麗来〜？先生ここに居るからね。大丈夫、』
健『そうしたら、椅子の後ろに頭ぺったんこな〜
大きいお口お願いしま〜す…
お〜上手や〜ん、ちょっとこのままで居てな〜』
俊『お鼻から吸って〜お鼻から吐く〜』
「ん、ｽｰｯ、ﾌｩ、ｽｰｯ、ﾌｩ…」
健『ちょっと苦しいよ〜』
「ｽｰｯ、！ｵｴｯ、ﾌｩ」
健『ん、ごめんなぁ。
一回苦しいことおしまいなぁ〜
ちょっと首触らせてな〜』
俊『首元ごめんね…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
詞音(プロフ) - 華さん» リクエストありがとうございました！これからも末永くよろしくお願いいたしますm(_ _)m (12月17日 21時) (
レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
詞音(プロフ) - 華さん» 返信が遅くなってしまいすみません💦お時間を少しいただきますが、書かせていただきます！ (12月14日 20時) (レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - リクエストお願いします!!!長期入院やつらい治療で精神的に辛くなっていき笑えなくなってしまった夢主ちゃんにゆっくり寄り添いながらだんだんと回復させていくお話が見たいです (12月12日 22時) (レス) id: 381accaf09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：詞音 x他1人 | 作成日時：2023年12月4日 7時
