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麗来side
演劇部の公演の練習中に喘息発作で病院に運ばれた私。
もちろんその公演は、私抜きでやる事になった。
部活内で使ってるLINEが毎日動く。
ここはもっとこうするべきだとか、その日の練習のムービーが載せられたりと、止まることを知らないLINE。
もしも私がこんなに体が弱くなかったら…あの時、喘息の発作が出なかったら…
私は、今頃あっち側の人間だったのかな…
そう思い出したら止まらない。
先生たちにも、イライラをぶつけちゃうし…
でも、止め方が分からない。
そんな時、ナースステーションで話している看護師さんたちの声を聞いた。
看『なんかさ、麗来ちゃん?わがまますぎない?』
看『確かに。少しくらい我慢して欲しいよね。』
看『私達も忙しいのにね〜』
看『本当…って、麗来ちゃん!?どうしたの?』
「ちょっとお手洗いに…
一応声かけようかなって…」
看『あぁ、そうだったの。
行ってらっしゃい。』
そっか、私が全部我慢すればいいんだ…
我慢したら、すぐ治るんだ…公演出られるんだ。
その日から、私は我慢し続けた。
嫌いな治療も、長期入院も公演に出るため。
でも、現実はそんなに甘くなかった。
紫『だから行けないの。
麗来の体まだコントロール出来てないからさ。
もうちょっと待とう?』
「やだ、ハアッ、ハアッ、行く、」
青『コントロールもう少し出来るようになったら、少し緩むから。な?』
「今がいい、早く、ハアッ、ハアッ、」
紫『ちょ、1回ストップ。
呼吸早くなってるから、一旦落ち着くよ。
吸って〜吐いて〜』
「いく、ハァッハァッ」
青『分かった。
一旦落ち着こうな〜呼吸集中するよ〜』
頭がモヤモヤして、息ができなくなって、このままだとまた延長だって思って、またモヤモヤして…
その繰り返し。
その日は、いつもの比じゃないくらい息がしにくかった。
そこから、何も考えられなくなった…
・(自傷表現あり※直接✕)→←🍀︎リクエスト作品 いつか笑えたら、
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詞音(プロフ) - 華さん» リクエストありがとうございました!これからも末永くよろしくお願いいたしますm(_ _)m (12月17日 21時) (レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
詞音(プロフ) - 華さん» 返信が遅くなってしまいすみません💦お時間を少しいただきますが、書かせていただきます! (12月14日 20時) (レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - リクエストお願いします!!!長期入院やつらい治療で精神的に辛くなっていき笑えなくなってしまった夢主ちゃんにゆっくり寄り添いながらだんだんと回復させていくお話が見たいです (12月12日 22時) (レス) id: 381accaf09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詞音 x他1人 | 作成日時:2023年12月4日 7時