カキツバタの花言葉4

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「終わった…」

晶『お、じゃあ前にある鏡で見てみて〜？
どうかな？』

「なんか、残ってるかも…」

晶『残ってるかも？
ちょっとあーして診せてくれる？

ちょっと奥の歯に残っとるね。お口大きく開けてたら、ここって磨きにくいんよ。
せやから、ちょっと閉じてお口の奥まで入れてあげる。

そうそう！上手いやんか〜

ちょっとこの小さい鏡で他にないか診るからなぁ〜

お、じゃあ鏡の方見てみて〜？

この前の歯の裏側ちょっと赤いな？
この歯は、歯ブラシの毛を外に出すイメージで磨いてあげると綺麗になるよ。

そうそう、お、完璧〜！

ほんなら、赤いの無くなるまで頑張って磨いてみよか〜
終わったらうがいしてええからね〜』



「終わった…」

晶『お、じゃあちょっと待っとってね。』

そう言って、胸元に付いてるマイクに話しかけた。

晶『大晴先生、第1渚澤麗来ちゃんお願いします〜
初診です〜』



ｺﾝｺﾝ

大『こんにちは〜
入ってもええかな？』

「ｺｸｯ､」

大『会うの2回目やね。
歯医者さん苦手やのに来てくれてありがとうなぁ？
今日はゆーっくりやろな？』

「ｺｸｯ､」

大『麗来ちゃんお利口さんやなぁ〜
今日はお口の中磨いて、虫歯さんの所診て終わりにするからなぁ〜』

「…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

大『おお、どしたん？ちょっと頑張りすぎたんかな？』

「…前行ってたところが、ｸﾞｽｯ、そう言ってｸﾞｽｯ、治療までしたから、ｸﾞｽｯ、怖い、ｸﾞｽｯ」

大『あらぁ、そうやったん？ごめんなぁ。
先生は嘘つかんから安心しぃ？
今日は歯磨きして、診るだけ。絶対、お約束。』

「…ｺｸｯ､ｸﾞｽｯ、」

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