カキツバタの花言葉4

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緑side

ｶﾞﾁｬｯ

「…ただいま…」

緑『おかえり〜
手洗っておいで〜』

「…うん…」

え？どうしたの？
なんか元気無くない…？

緑『麗来ちゃん、なんかあった？』

「…ねぇ、阿部ちゃん…
私、歯医者さん行かなきゃだめかな…。ｸﾞｽｯ」

緑『急にどうして？どこか痛いの？』

「歯科検診、この前あって…それで、ｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ、」

緑『一旦落ち着こう。
ソファー行こうね。



それで、歯科検診があって、そこから？』

「近くの、ｸﾞｽｯ歯医者さんに、ｸﾞｽｯ行ってってｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、でも、麗来怖い、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

緑『そっかそっか、結果は今日貰ったの？』

「うんっ、ｸﾞｽｯ」

ｶﾞﾁｬｯ

白『ただいま帰りました〜』

緑『あ、ラウおかえり〜！』

白『ただいまです…ってえ？麗来ちゃんどうした？』

緑『今日歯科検診の結果返ってきたらしいんだけど、歯医者さん行かなきゃいけないらしくて、怖いんだって。』

白『あ、それなら良い人いるよ？
僕のお友達のお兄ちゃんでね、歯医者さんが苦手な人向けにやってるんだって。』

緑『へぇ〜！そんな先生居るんだねぇ〜』

「どんな人…？ｸﾞｽｯ」

白『うーんとね、確か福本先生って人で関西からこっちにその友達の進学と共に来たらしいよ。』

「福本…先生ｸﾞｽｯ、
麗来の、ｸﾞｽｯ、検診してくれたｸﾞｽｯ人かも、ﾋｸｯ」

白『本当!?
先生優しかった？』

「ｸﾞｽｯ、歯医者さん嫌いなのに、ﾋｸｯ、福本先生なら、落ち着いて出来たﾋｸｯ、」

白『そっか〜！
凄いじゃん！麗来ちゃんお利口さんだね！』

「福本先生の、ﾋｸｯ、とこ、ﾋｸｯ、ろなら、ﾋｸｯ、行きたい…ｸﾞｽｯ、」

白『じゃあ今度行って診てもらおっか。』

「ｺｸｯ､ﾋｸｯﾋｸｯ」

緑『大丈夫、優しい先生だったんでしょ？』

「ｺｸｯ､うぅぅぅ、」

白『大丈夫大丈夫、お友達に聞いてみるね？』

「うん、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

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