🍀︎リクエスト作品 いつか笑えたら、 ページ2
紫side
橙『ふっか先生…。今日もダメでした…
呼びかけに首振りくらいはするんですけど…』
紫『まじか…康二でもダメか…
そろそろ、心配なんだけど…
まあ、後でもう1回トライしてみるわ。
ありがとう。』
誰の話をしているかって？
うちのお嬢さんの事でね。
今ちょっと心と体が不安定で…。
ある日の事…
演劇の練習中に、喘息発作で倒れて運ばれてきた麗来。
話を聞くと、ずっと前から自覚症状はあったらしい。
けれど、隠し続けて来た結果がこうなったということらしい。
紫『ふっか先生さ、麗来に言わなかったっけ？
麗来の体は、まだ大きなストレスに慣れてないから無理しちゃだめだよって。』
「…」
紫『麗来？聞いてるの？』
「…で、」
紫『ん？ふっか先生に言いたいことあるんだったら、ちゃんと言って？』
「…なんで、みんな、私から大切なものばっかり奪っていくの？
私がみんなに迷惑かけたから…だから…だから、お芝居も学校も行けないの…？」
紫『麗来、それは違う。』
「違くないじゃん！
だって証拠にｸﾞｽｯ今学校行けてないじゃん！
元気だったら、ｸﾞｽｯ、学校も行けるし、ｸﾞｽｯ、お芝居だって出来る！
私からこれ以上大切なものたちを奪わないで！」
そう言って、机の上にある書類や棚に飾ってあるみんなで撮った写真が入った写真立てを倒していく麗来。
紫『麗来、やめなさい。』
「うるさい！放っておいて！！」
紫『麗来！
やめなさいって言ってるよ。
1回でやめなさい。
麗来が入院しなきゃいけないのは、喘息がコントロール出来なくなってるから。
出来るようになったら、退院出来る。
自暴自棄になるのも分かるけど、一旦落ち着きなさい。』
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
桃『ふっか！大丈夫!?
すごい音聞こえたけど!?』
「ﾊｱｯ､ﾊｱｯ､ｹﾞﾎｯﾋｭ、ｾﾞｪ､ﾊｱｯ､ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
紫『ベッド移動させよう。
麗来〜ゆーっくり深呼吸して〜？』
「…ﾊｱｯ､ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ、ｾﾞｪ､ｾﾞｪ､ﾊｱｯ､ｹﾞﾎｯ」
桃『麗来〜苦しいねぇ。
今苦しいの楽〜にするからね。』
紫『吸入しよう。
ダメなら点滴で。』
その時は一旦落ち着いたんだけど、次は感情を外に出せなくなって、笑顔も泣くことも無くなっちゃった。
トライした結果も、散々だったし…
もうそろそろ、限界が来ちゃうな…
どうすれば…
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詞音(プロフ) - 華さん» リクエストありがとうございました！これからも末永くよろしくお願いいたしますm(_ _)m (12月17日 21時) (
レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
詞音(プロフ) - 華さん» 返信が遅くなってしまいすみません💦お時間を少しいただきますが、書かせていただきます！ (12月14日 20時) (レス) id: 2029cc8e27 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - リクエストお願いします!!!長期入院やつらい治療で精神的に辛くなっていき笑えなくなってしまった夢主ちゃんにゆっくり寄り添いながらだんだんと回復させていくお話が見たいです (12月12日 22時) (レス) id: 381accaf09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詞音 x他1人 | 作成日時：2023年12月4日 7時
