雪見さん家の末っ子は病弱!?8 (ページ30)

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樹side

看『次、雪見真都くんです。』

樹『了解です、呼んでください。』

この前大泣きして帰ったから、来るか心配だったけどちゃんと来れるんじゃん。
あいつ偉いな。

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

樹『お、来てくれた〜
ありがとう。じゃあここ座って〜』

白「じゅりくん、きょうもいたいやつやりますか、？」

樹『そうだな、まだ治ってないからやらなきゃダメかな。
でも先に痒かったところ診るから、そこに上のお洋服脱いでごろーんってしてもらうよ。』

白「んーっ、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

青『嫌だなぁ、でも先背中診るって。
服脱げる？』

白「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

青『お、偉い〜
じゃあお手伝いするね。』

樹『結構家から泣いてた？』

桃『まあね、朝から大号泣笑』

樹『説得できるのが凄いわ。』

桃『まあ、真都もやらなきゃいけないっていうのは分かってるからね。自分で決めたし。』

樹『それにしても偉いよな。』

青『準備できたよ〜』

樹『よし、じゃあ入るよ〜
お、真都お利口さんだなぁ〜ちょっと診せてなぁ〜
…

鑷子(せっし)と消毒ください。
真都〜血出てるところちょっと拭くね。ちょこっとだけ滲みるよ〜』

白「んんっ、」

樹『ん、偉いなぁ。
結構赤みは無くなったけど、掻いた痕がちょっと傷になってるかな。軟膏の種類変えてみるから、それでダメなら強めのにしよう。

真都〜昨日何回このお薬付けた？』

白「ごかいくらい、」

樹『そっか、痒くなったら10回でも塗っていいよって言ったもんね。
塗ったあとは少し痒いの治る？』

白「ちょっとだけ。」

樹『ちょっとだけね。
それでね、今日出すお薬なんだけど、もしかしたらちょっと滲みちゃうかもしれないのね？でも頑張ってお薬付けてて欲しいんだ。出来そう？』

白「うん、できる、」

樹『偉いね、じゃあもう一個も頑張っちゃおうか。
そのままベッドごろーんしてていいからね。』

白「うぅ、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

青『泣くの早いって笑』

桃『大丈夫、真都なら頑張れるよ。』

樹『今日のは、前よりも長ーくやるからね。
ちょっと痛いのいーっぱいだけど、頑張るよ。』