佰肆夜 ページ8
―竈門炭治郎視点―
「おいおい、何だか面白い事になってんなぁ」
新しい声が砂利を踏む音と共に聞こえたのだった
「鬼を連れた馬鹿隊員ってのはそいつかい？」
そう言うその男性の手には俺の探していた木箱が持たれていた
「一体全体どういうつもりだい？」
「困ります不死川様！どうか、箱を手放してくださいませ！」
後ろから来た人に止められながらも発言をやめない
最終的には俺に質問をしてきた髪飾りの女性に止められていた
「鬼がなんだって？坊主、鬼殺隊として人を守るために戦える？そんな事はな、ありえねぇんだよ！馬鹿が！！」
しかし、そんな事も無視してそう言うと、刀を抜き…―
ガタッ！
ざくっ！
何のためらいもなく木箱ごと
禰豆子を刺したのだった
「あっ…うぅ…！！」
俺はその光景を目の当たりにして我を忘れ走った
「俺の妹を傷つける奴は…柱だろうが何だろうが許さない！」
そして目の前まで来ると俺は叫んだ
禰豆子を…禰豆子に…何て事を…！！
「そうかい、良かったな」
しかし、俺の反応に笑いながら反応するその人が許せなくて俺は声を上げて一直線に走った
その人に向かって…
「やめろ！もうすぐ御館様がいらっしゃるぞ！」
途中、冨岡さんが声を上げて止めに入る声がするがそんなの俺は聞こえて何てなかった
それよりも”禰豆子が傷つけられた”と言う事実にどうしようもなく腹が立ったのだ
立ち向かう俺に刀を振ってくる動作を避け俺は…―
ごんっ！
思いっきり頭突きを喰らわせた
どさっ…！
俺の頭突きの衝撃で俺たちはそのまま倒れ込む
たったったっ…！
そして俺は素早く立ち上がると足早に禰豆子がいる木箱の前に立ちはだかる
「てめぇ…」
俺の頭突きでもうろうとする中で呟くその人に俺は
「善良の鬼と悪い鬼の区別もつかないなら…柱なんてやめてしまえ！！」
と思いっきり叫んでやった
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エラ(プロフ) - 栞乃さん» 誤字指摘ありがとうございます！確認してたのに気づいてませんでした笑 (2021年1月9日 22時) (
レス) id: 2ccec68a2d (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 玖拾捌夜のヒノカミ神楽「演舞」ではなくて「円舞」ですよ！ (2021年1月9日 22時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - 桜蝶さん» 返事が遅くなり大変申し訳ありません。ありがとうございます。そうなんですね！3つも執筆しているなんてすごいですね！私は1つのシリーズでも大変だと思ってるのに…笑 支障がなければで大丈夫ですよ！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: 8b38394c2b (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶 - とても面白いですね！ 更新、頑張ってくださいね？ 鬼滅の刃にハマっていて私も鬼滅の刃の小説を３つ書いてます。←良かったら教えますか？ (2020年6月1日 20時) (レス) id: f12d7ff414 (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - 有栖さん» メッセージありがとうございます！私も早く絡ませたいです！道のりまだまだ長いですが…笑 (2020年5月21日 21時) (レス) id: 8b38394c2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エラ | 作成日時：2020年4月23日 20時
