夜を操る者たち 参 【鬼滅の刃】

佰拾漆夜 ページ21

―竈門炭治郎視点―

御館様と柱の人たちと会ってから俺は隠の人たちに担がれ蝶屋敷なる屋敷へと連れてこられた
勿論、禰豆子も一緒に

どうやら俺たちは蝶屋敷で柱の1人である胡蝶しのぶさんと言う人の監視下に置かれる事になったらしい

屋敷に着くと最終選別で一緒だった栗花落カナヲとも出会った
どうやら彼女は”継子”と言う柱が直接育てる隊士になっていたらしい

その後も屋敷内で善逸や伊之助の無事を確認して安堵した

でも、俺はまだ引っかかっている事があった

夜、周りが寝静まっている中で俺は未だ1人起きていた

「A…」

俺の引っかかりである人物の名前を誰にも聞かれない様にぽつりと呟いた

Aは今どこにいるのか？
何をしているのか？

那田蜘蛛山の時に鬼が探していたのはAで間違いなかった…
何故探されているんだ？
誰に探されているんだ？

それに、助けに来てくれた冨岡さんの口からも名前が出ていた
冨岡さんもAの事を知っていると言う事になる…
それに、鬼に対しての返答は何か知っている口ぶりだった…

そして、さっきの件でもだ…―
あの”静真”と呼ばれた夜柱の人もAの名前を出していた
Aの事をよく知った様な言い方だった…
知り合いなのか？どういう関係なんだ？
そう言えばAも夜の呼吸を使っていた
何か関係が？
それにあの人の雰囲気…Aに似ていた様な…

色々頭の中でAに対しての疑問が浮かんでは消えていく

それに考えれば考えるほど底なしの沼にはまっていく様に分からなくなる…

でも、1つだけ分かる事がある

俺は、Aに会いたい…

無事な姿を確認したいんだ

そっと目を閉じると最後にあった時の情景が目に浮かぶ

会って声が聞きたい…あの笑顔が見たい

もう一度笑いかけて欲しいし、色々話がしたい…

「A…どこにいるんだ…」

夜の闇の中に俺の呟きは消えていった


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気づいたらこの作品のお気に入り追加登録が75人？！
二度見して驚きました…！
皆様ありがとうございます！
こんな作品でも登録してくださるなんて…！
評価までたくさん！
これからも更新遅いと思いますが頑張りますのでよろしくお願いします！

そして、見切り発車の勢いだけで書いてきたこの小説ですが
落ちは勿論未定です…
”誰落ちが良い！”とか”こんなキャラと絡ませて！”などご意見ありましたらどしどし募集していますのでお願いします！！

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